ボルボ、あらゆる速度域に対応するボルボ独自のオートブレーキングシステムを発表
車両と歩行者の両方に反応
ボルボは、あらゆる速度域で車両と歩行者の両方を検知する、ボルボ独自のオートブレーキングシステム「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム(Collision Warning with Full Auto Brake and Pedestrian Safety)」を発表した。
道路に転がり出してくるボール。そのボールを追いかけて、子供が思わず道路に飛び出した。その時、1台のクルマが迫ってきていた・・・大惨事も起こりえるこのような状況下で、ボルボの次世代のプリベンティブ・セーフティ技術は、車道の歩行者を検知。時速25km未満で走行していた場合には、ドライバーが瞬時に反応できなくとも自動的に衝突を避ける画期的な機能を搭載している。
2010年の新型ボルボS60の発売開始に当たり、ボルボは次世代のプリベンティブ・セーフティ技術である「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」を発表する。この新安全機能は、ボルボが長年開発し続けてきた危険感知と事故回避技術の結晶であり、新たなレベルの安全を実現する。
ボルボ・カーズで長年安全を担当してきたトーマス・ブロベルグ:
「これまでは、車両同士の衝突回避に焦点を当ててきました。今回はこれをさらに進化させ、無防備な歩行者の安全性を向上するシステムを開発しました。新しいセンサー技術を採用することで、従来のシステムでは50%だったオートブレーキ機能を100%のフルオートブレーキにした。私が知る限り、ここまで安全技術を進化させた自動車メーカーはボルボだけです。この新技術は、ボルボの長期ビジョンである“衝突しないクルマ”を実現する重要な一歩となります。2020年までに、ボルボ車との衝突で死亡したり重傷を負ったりする人をゼロにすることが私たちの目標です」
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