ホンダ、320馬力の究極のFFスポーツ 新型シビックタイプRを発売…価格は450万円
ホンダは、2017年7月27日、シビックハッチバック/シビックセダン/シビックタイプRを発表した。なお、発売は9月29日(金)となる。
今回で10代目となるホンダ 新型シビックシリーズだが、ハッチバックとセダンは2010年に生産を終了した8代目以来、日本国内では9代目が販売されなかったので、実に7年ぶりの復活となる。
また、高性能モデルのシビックタイプRは、2015年に750台限定の抽選販売で9代目が販売されたが、10倍を超える倍率となり、購入できなかった人が続出した。
今回発売される新型シビックタイプRは台数に制限なく購入できるようになり、予約の段階ですでに1500台ほど受注しているという情報も。ホンダのスポーツモデルを待ち望んでいたコアなファンが多いことがうかがえる。
新型シビックタイプRは、ベース車からのチューンアップではなく、開発当初よりタイプRとして目指す理想の姿をゼロから思い描いて追求したことで、大幅なスポーツ性能の向上を実現。さらに街中での乗りやすさや居住性、快適性なども一層向上した。
価格(消費税込)は、450万360円となる。
目指したのは究極のFFスポーツ
新型シビックシリーズの開発当初より、タイプRを見据えてプラットフォームが新たに開発された。先代シビックタイプRに対し、ねじり剛性が約38%向上し、ボディは約16kgの軽量化を実現。低重心化やホイールベースとトレッドの拡大などにより、さらに優れた走行安定性を追求した。
シャシーは、圧倒的なスタビリティを実現するマルチリンク式リアサスペンションを新採用したほか、先代モデルからさらに進化したデュアルアクシス・ストラット式フロントサスペンションやアダプティブ・ダンパー・システムなど制御技術の進化により、運動性能を大幅に向上させている。
その結果、2017年4月に行われたドイツ・ニュルブルクリンク 北コースでの走行テストでは、FFモデルとして最速となる7分43秒80のラップタイムを記録。先代モデルのタイムを7秒近く更新するなど、運動性能の高さが証明されている。
レブマッチシステムをホンダ初採用
減速操作に合わせてエンジンの回転数が自動で調整されるレブマッチシステムを、ホンダ車として初めて採用。これにより減速時のアクセル操作が不要となり、ステアリングやブレーキに集中して運転することが可能になった。
またドライバーの好みで、システム自体をオフにすることもできる。
ボディカラーは、チャンピオンシップホワイト クリスタルブラック・パール フレームレッド ブリリアントスポーティブルー・メタリック の4色を用意。インテリアはタイプR専用のレッドxブラックのシートや本革巻ステアリングホイール、アルミ製シフトノブなど、走りを予感させるデザインとした。
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