ルノー、ルーテシア ルノー・スポールをマイナーチェンジでアグレッシブなデザインに

ルノー ルーテシアRS

ルノーは、ルーテシア ルノー・スポールをマイナーチェンジし、7月6日(木)から発売する。

価格(消費税込)は、284万~329万となる。

今回のマイナーチェンジでは、これまでのシャシースポールとトロフィーの2グレードに加え、それらの中間グレードとして新たにシャシーカップグレードが加わった。

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ルノー ルーテシアRS

ルノー・スポールは、F1を始めとする数々のモータースポーツで勝利してきたレーシングコンストラクターであり、その中で培った技術を取り入れた市販モデルを開発するブランドだ。

ルーテシア ルノー・スポールの高い走行性能は、1.6リッター直噴ターボエンジンと、6速EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)の組み合わせが生み出す力強い加速性能に加え、ノーマル/スポーツ/レースの3つのモードが選択できるR.S.ドライブ、ラリーの世界で開発されたハイドロリックコンプレッションコントロール、ローンチコントロール、R.S.デフなどにより生み出される。

新型ルーテシア ルノー・スポールは、この高い走行性能をアピールするかのような、アグレッシブさが増したデザインとなった。

フルLED化されたヘッドランプ、ルノーを象徴するCシェイプLEDが組み込まれた。加えて、ポジションランプ/フォグランプ/ハイビーム/コーナリングランプとして機能するチェッカーフラッグ模様をモチーフにしたR.S.ビジョン、新デザインフロントバンパーが、フロントフェイスを特徴付けている。R.S.のロゴが赤く刺繍されたヘッドレスト、滑りにくいデザインへと変更されたシート表皮が、エクステリア同様、インテリアにもアグレッシブな印象を与えている。

新型ルーテシア ルノー・スポール新装備、変更概要

・フルLEDヘッドランプ(オートハイトコントロール、シーミーホーム機能付き)

・R.S.ビジョン(フロントLEDランプ、フロントフォグランプ、ハイビーム、コーナリングランプ)

・リアLEDランプ

・新デザインフロントバンパー

・新ホイールデザイン(シャシーカップ、トロフィーのみ)

・新シート表皮デザイン

・R&Goアプリ対応ラジオ(シャシースポールのみ)

サーキットパフォーマンスを支える技術

ルノー ルーテシアRS

■1.6リッター直噴ターボエンジン・6速EDC

新型ルーテシア ルノー・スポールに搭載されるエンジンは、アルミブロックの1.6リッター筒内直接噴射式DOHC直列4気筒ターボエンジンで、シャシースポールとシャシーカップは最高出力200ps/6050rpm、最大トルク240N・m/1750rpm、トロフィーは最高出力220ps/6050rpm、最大トルク260N・m/2000rpmを発生する。

このエンジンのカムシャフトタペットには、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)コートと呼ばれ、F1で培われた摩擦による機械損失を低減する技術が採用されている。また、可変バルブタイミング機構(VVT)も採用されている。

トランスミッションは、6速EDCで、EDCは、2組のクラッチを持つ構造により、効率に優れ、速い変速スピードが特徴だ。これにより、スポーティでシームレスな加速が可能となった。

また、新型ルーテシア ルノー・スポールには、一度に複数段のシフトダウンが行える「マルチシフトダウン」機能が搭載されている。

マニュアルモードでブレーキペダルを踏んでいる時に、左パドルを引き続けると、複数段のシフトダウンを行うことができる。

■R.S.ドライブ

新型ルーテシア ルノー・スポールには、ドライバーが任意に選べる「ノーマル」「スポーツ」「レース」の3つの走行モードが用意されている。

ノーマルモード:快適さと燃費に配慮した走行モードで、日常の使用に適している。変速時のシフトスピードは、0.2秒。オートマチックモードでもマニュアルモードでも選択できる。

スポーツモード:ESCの作動モードがスポーツへと切り替わり、スポーティなドライビングが楽しめる走行モード。シフトプログラムが変更され、シフトスピードは0.17秒に速められる。

アイドリングの回転数が、ノーマルモードの750rpmに対し1000rpmへと高められ、アクセルレスポンスが向上。レッドゾーン手前では、シフトアップを促す警告灯が点灯し警告音が鳴る。

さらに、パワーステアリングは、手ごたえのある操作感となる。(オートマチックモードでもマニュアルモードでも選択できる。)

レースモード:マニュアルモード時のみ選択が可能。シフトスピードは、0.15秒まで高められる。ESCは完全に解除され、車のコントロールはすべてドライバーが行うことになる。

通常シフトプログラムは、アクセルペダルポジションやブレーキペダルにかかる圧力、ステアリングの舵角などの情報に加え、路面状況(傾斜角、グリップ)によって決まる。ギアシフトの速度もアクセルペダルの踏み込み量に応じた負荷によって決まる。

トロフィーは、上記数値よりシフトスピードが30%速くなり、またダウンシフト時のスピードも向上する。

一方で、「スポーツモード」を選択した場合でも、街中や一定速度で郊外を走る際のギアの繋がりがスムーズになるようプログラムされている。

これら3つの走行モードは、センターコンソール上にあるR.S.ドライブスイッチで選択する。

■HCC(ハイドロリック・コンプレッション・コントロール)

フロントサスペンションに組み込まれるダンパーには、さまざまな路面状況において、常に最適なグリップと快適な乗り心地を両立するHCCが採用されている。

HCCは、メインダンパーのハウジング内部にバンプストップラバーの機能を持つセカンダリーダンパーを組み込むことで、最適な減衰力を得られる機構だ。

この技術は、ルノー・スポールが15年にわたって、ラリーで培ってきたもので、このセカンダリーダンパーは反力を発生しないため、路面からの大きな入力時にもタイヤがグリップを失わず、グリップ限界が高まる。

また、サスペンションのよりリニアな制御を容易にし、乗り心地を高める。加えて、タイヤへの負荷が軽減されることで変形を抑え、快適なハンドリングを生み出す。

■ローンチコントロール

車を停止した状態から最大の加速力で発進させることができる機能。この機能は、R.S.ドライブでスポーツモード、またはレースモードを選択した時に使用できる。

スポーツモードでは、ESCがホイールスピンをコントロールし、最適なタイミングで自動でシフトアップされる。

一方のレースモードでは、ESCによるホイールスピンコントロールは行われず、シフトアップもマニュアル操作となる。

■R.S.デフ(電子制御ディファレンシャル)

ルノー・スポールが特許を持つR.S.デフは、アンダーステア(コーナーで車体をまっすぐに押し出そうとする力)の発生を抑える。

このシステムは、前輪(駆動輪)の左右輪間の回転差を常に監視し、駆動しない後輪との差を比較している。

前輪左右間に大きな速度差が生じ、どちらか片方の車輪がトラクションを失うと、システムがそれを検知し、前輪の左右どちらかのグリップを失いかけている方にマイクロブレーキを掛ける。

その際、エンジントルクは絞られることはない。この機能は、ESCが機能する前に作動する。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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