「SUPER GT」いよいよ開幕!3年目のLEXUS RC F&RI4AGエンジンでタイトル獲得を目指す

日本で最高の人気を誇るレース、「SUPER GT」が開幕!

4月9日(土)~10日(日)の両日、岡山県美作市の岡山国際サーキットでSUPER GTの開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が開催される。

LEXUS勢は、規則が大きく変更された2014年よりLEXUS RC Fをベースに、2リッター直列4気筒ターボの「RI4AG」エンジンを搭載した車両で参戦しており今季で3年目。過去2シーズン共に複数の勝利を挙げるなど速さを見せ最終戦までタイトルを争うも、惜しくもチャンピオン獲得は果たせなかった。

3年目の今年、さらに熟成が進んだ車両&エンジンと僅かな入れ替わりがあったものの、実力派ドライバーの揃った参戦体制でタイトル獲得を目指す。

恒例となったテクニカルサーキットでの開幕戦

2010年シーズンから開幕戦のホストサーキットを務めてきた岡山国際サーキット。過去にはF1が開催されたこともあるコースだ。

1周は3.703kmとSUPER GTのシリーズ戦が行われるサーキットでは最も短いが、高速コーナーからバックストレートにかけての前半部分と、テクニカルな中低速コーナーが続く後半部分という性格の違うレイアウトを併せ持つ、非常にテクニカルなコース。

観戦エリアからコースまでの距離が短いことでも知られている。それだけにレース当日は多くのファンがフェンス越しとはいえ、迫力ある走行&バトルシーンに釘付けとなることも多く、現地観戦派のモータースポーツファンに人気の高いサーキットだ。例年熱いバトルが繰り広げられるバックストレートには、その立ち上がりに昨シーズンより、LEXUSブリッジが新設された。

クルマでのアクセスは良好で、近くには温泉地も

レース関係者や多くの観客は、津山市や岡山市、備前市、あるいはお隣の兵庫県相生市などに宿泊することが多いようだが、いずれの場合もサーキットまでは1時間程度。緑に囲まれたアクセスロードのドライブも、またレース観戦の楽しみの一つと言えるだろう。

またサーキットからクルマで30分ほどの距離にある名湯、湯郷温泉も人気のスポットで、レース後にひと風呂浴びてから帰路に就くのが恒例、というレース&温泉ファンも少なくない。

ちなみに、最寄りのインターチェンジは山陽自動車道の和気ICか備前IC、中国自動車道なら作東ICか美作IC。そのいずれからもサーキットまで30分前後とアクセスは良好だ。ただし、公共交通機関を利用する場合、JR山陽本線の吉永駅が最寄りとなるが、そこからのアクセス方法がタクシーしかないので注意が必要だ。

事前テストでも好タイムを連発。LEXUS RC Fの岡山3年連続勝利なるか

昨年の開幕戦岡山ラウンドは、雨が降ったり止んだりと天候に翻弄されるレースとなったが、KeePer TOM’S RC F 37号車が終盤独走し勝利。37号車にとっては2014年に続き、2年連続の開幕戦勝利となった。

昨年の開幕戦で、SUPER GT初勝利を挙げた平川亮は今年も引き続き37号車をドライブするが、相棒はジェームス・ロシターへとチェンジ。昨年37号車をドライブしていたアンドレア・カルダレッリは大嶋和也とコンビを組み、新たなスポンサー&カラーリングとなったWAKO’S 4CR RC F 6号車を駆る。

同じくスポンサーとカラーリングが変わったau TOM’S RC F 36号車は、37号車へ移籍したロシターに代わり、昨年の全日本F3チャンピオンであるニック・キャシディがベテラン伊藤大輔と組む。

WedsSport ADVAN RC F 19号車は、関口 雄飛に6号車から移籍の国本 雄資が加わり、フレッシュなコンビに。ZENT CERUMO RC F 38号車(立川 祐路/石浦 宏明)とDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車(ヘイキ・コバライネン/平手 晃平)は昨年と変わらぬ布陣でタイトルに挑む。

3月半ばに行われた岡山での2日間の公式テストでは、両日共に非公式ながらLEXUS RC Fがコースレコードを更新する速さを見せトップタイム。LEXUS勢が上位を占め、開幕戦への期待を高めた。

GT300クラスでは、昨年2勝を挙げるも惜しくもランキング3位となった嵯峨 宏紀/中山 雄一組のTOYOTA PRIUS apr GT 31号車に加え、永井 宏明/佐々木 孝太組のTOYOTA PRIUS apr GT 30号車が参戦。2台態勢で好成績を狙う。また、飯田 章/吉本 大樹組 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車も昨年に引き続き参戦する。

31号車は昨年の岡山を制しており、また、先の公式テストでも1日目にトップタイムをマーク。開幕戦連覇に向けた走りに注目だ。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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