タイムズ24と福岡市交通局が連携拡大。福岡市内全ての「タイムズカープラス」で交通ICカード「はやかけん」使用可能に
福岡市交通局と、タイムズ24は、12月1日より、福岡市内全ての「タイムズカープラス」170ヶ所・350台以上を交通ICカード「はやかけん」で利用することができるサービスを開始した。
通常「タイムズカープラス」を利用する際には、会員カードの携帯が必須となっているが、この度、「はやかけん」を会員カード同様に、車両のドアロックの解錠・施錠することが可能となった。
これまでは、「レール&カーシェア」サービスの適用駅である福岡市地下鉄姪浜駅・馬出九大病院前駅に配備している車両のみが上記サービス対象だったが、12月1日より福岡市内に設置しているカーシェアリング車両すべてが対象となる。
自治体全区域を対象とした当該サービスは全国初の試み。
このサービスのために「【はやかけん対応】カーシェア無人入会機」を福岡市地下鉄博多駅と天神駅に設置。これは「はやかけん」を鍵として登録するだけでなく、免許証とクレジットカード、携帯電話があれば、その場で入会・カード発行が可能であることから、カーシェアリングの利用がより容易となる。
また、2015年12月1日には、福岡市地下鉄藤崎駅および箱崎九大前駅に「タイムズカープラス」のステーションをオープンする。これにより福岡市地下鉄空港線・箱崎線の全駅周辺で「タイムズカープラス」を利用することができる。今後は、同七隈線全駅への配備を進めるほか、既設駅周辺のステーション及び車両の増設も進めて行く構え。
福岡市交通局とタイムズ24は、市中心部における渋滞の緩和や二次交通の充実を目的として、最寄駅の駐車場利用料を優待し、地下鉄利用を促進する「はやかけんパーク&ライド」や、福岡市地下鉄姪浜駅・馬出九大病院前駅の当日利用履歴が残る「はやかけん」を駅近くの対象ステーションに配備されたカーシェアリング車両にかざすと、タイムズカープラスの利用料金が優待される「はやかけんレール&カーシェア」などのサービスをこれまで展開していた。
両社ではこの度の取り組みにより、「はやかけん」1枚で地下鉄・バス・カーシェアリングの利用が可能となることから、公共交通機関とカーシェアリングの併用がさらに進み、都市環境の充実に貢献できるものと考えている。
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