MotoGP第15戦日本グランプリ、ダニ・ペドロサが今季初勝利!

ペドロサの記念すべき50勝目のレースは日本グランプリ!

MotoGP第15戦 日本グランプリの決勝レースが10月11日に栃木県のツインリンク茂木で行われた。

レース終盤にめざましい追い上げを見せた、レプソル・ホンダ・チームのダニ・ペドロサ選手が劇的な勝利を挙げ、今季初優勝を達成。この勝利は、ペドロサ選手にとって全クラス(125cc、250c、MotoGP)での総計50勝目となる節目のレースとなった。

2位にはバレンティーノ・ロッシ選手(モビスター・ヤマハ・MotoGP)、3位にはホルヘ・ロレンソ選手(モビスター・ヤマハ・MotoGP)が入った。

(手前)ダニ・ペドロサ選手と(奥)バレンティーノ・ロッシ選手

4位スタートのペドロサ、コンディション変化にうまく対応!

決勝日のツインリンクもてぎ周辺は、未明から降り続く雨と濃霧のためにすべてのスケジュール進行が遅れ、MotoGPクラスのウォームアップ走行が始まったのは通常より約2時間遅れの11時20分だった。

金曜と土曜のセッションはドライコンディションで推移したが、この悪天候のために当日の路面温度と気温はともに低く、選手たちはウォームアップ走行の際に、今回のレースウィークで初めてウェット用タイヤを使用することになった。

決勝レースは当初の予定通り14時にスタートして全24周で争われたが、2列目スタートのペドロサ選手は、レース序盤の10周で4番手の位置を走行していた。濡れていた路面の走行ラインが少しずつ乾いてくると、ペドロサ選手はこのコンディション変化にうまく対応して前との差を詰め始めた。

やがてバレンティーノ・ロッシ選手に追いついて16周目にオーバーテイクし、さらにその前をゆくホルヘ・ロレンソ選手も18周目に追い抜きトップに立った。以後は着々と後ろとの差を開き続け、最後には8.573秒のリードを築いてトップでチェッカーフラッグを受けた。

その後方では、ロッシ選手がロレンソ選手を抜き去って2位でゴール。ロレンソ選手は3位でコントロールラインを通過し、表彰台圏内でレースを終えた。

予選1位のホルヘ・ロレンソ選手

ロッシとロレンソ、シリーズランキングは18ポイント差に!チャンピオン争いの行方は!?

今回のレース結果により、ランキング首位のロッシ選手と2位につけるロレンソ選手とのポイント差は18点になったが、終盤3戦を残すチャンピオン争いの行方はまだまだ予断を許さない状況だ。マルケス選手はロレンソ選手から68点差でランキング3位につけている。

3週連続開催の2戦目、第16戦オーストラリアGPは、フィリップアイランドサーキットで10月16日(金)午前に1回目のフリー走行が始まる。

ダニ・ペドロサ選手のコメント

「決勝レースの序盤は、なかなか思ったようなペースで走れず、前方との差が開いてしまった。4番手を維持しながらリズム良く走り続け、タイヤをうまく温存することができた。レース終盤はいいペースで走ることができて、今季初優勝を達成できた。僕を支えてくれているホンダとチーム、スポンサー、友人と家族、そして応援してくれるすべての人々に感謝をしたい」

ダニ・ペドロサ選手

リザルト

(1)#26 ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)

(2)#46 バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)

(3)#99 ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)

(4)#93 マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)

(5)#4 アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)

(6)#35 カル・クラッチロー(CWM・LCR・ホンダ)

(7)#38 ブラドリー・スミス(モンスター・ヤマハ・Tech 3)

(8)#21 中須賀 克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

(9)#8 ヘクトール・バルベラ(アビンティア・レーシング)

(10)#45 スコット・レディング(エストレッラ・ガリシア 0,0 Marc VDS)

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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