トヨタ、2018年から中国で新型車を生産「競争力のある新しい工場づくりへ」
トヨタは、中国第一汽集団公司(一汽集団)との生産合弁会社である天津一汽トヨタ自動車有限会社(TFTM)に新ラインを建設し、2018年年央から、新型車の生産を開始することを決定した。
新ラインは、天津市経済技術開発区(TEDA/中国名:泰達[てだ])に建設し、生産能力は10万台/年、投資額は、約590億円を予定。一方、既存老朽ラインでの生産を、2017年末までに打ち切る予定であり、TFTM全体の生産能力台数は、現状並みとなる予定。
トヨタは、「量を求めた工場づくり」から「競争力のある新しい工場づくり」に発想を大きく転換しており、既に中国においては、2015年4月に、広汽トヨタ自動車有限会社が、2017年末までに既存ラインの再構築と新ライン建設を発表している。
TFTMでも、既存ラインの一部工程の見直しや自働化を推進し、また、新ラインでは車種や量の変更に柔軟に対応できる伸縮自在ラインを導入し、競争力のある工場を目指す。また、TNGAを前提とした新しい工場として、TFTM全体の生産性を向上させ、生産体制を強化していく。
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