スーパーGT 真夏の3連戦が間もなくスタート

2014 SUPER GT 第4戦 - プレビュー

2013年の菅生スタートシーン/スーパーGT20132013年の菅生/スーパーGT2013

2014 スーパーGTの第4戦菅生が、7月19日・20日の両日、宮城県の村田町にあるスポーツランドSUGOで開催される。2005年からは夏休みが始まった直後の7月下旬に開催されており、富士や鈴鹿での大会と合わせて“真夏の3連戦”として注目されている。

スポーツランドSUGOはテクニカルなレイアウトの前半セクターと、ハイスピードな後半セクターが組み合わされたサーキットで、スロットル全開で挑む最終コーナーから登りのホームストレートが、タイムアタックのポイントとなっている。シーズン開幕前にコース改修され路面が一新、これまで以上に高速化されていることも見逃せない。

なお、当初はGTアソシエーションの指定により各車ハイダウンフォース仕様で戦うことになっていたが、コーナリングスピードが上昇し過ぎて危険との声もあり、前戦のオートポリス大会に続いて、富士スピードウェイ用のロードラッグ仕様が使用されることになっている。

シーズン序盤の勢いを継続したGT-Rに、3連勝の期待が高まる

日産体制発表/スーパーGT2014※写真は第2戦富士/スーパーGT2014日産 500クラス/スーパーGT2014日産 300クラス/スーパーGT

今季からGT500クラスはDTMと車両規定を共通化しており、日産/ニスモが開発した「NISSAN GT-R NISMO GT500」も共通部品のカーボンモノコックに独自開発の2リットル直4の直噴ターボエンジンを搭載。マシンパッケージを一新している。これまで以上にスペックの共通化がみられるGT500クラスだが、GT-Rは特にロードラッグ仕様の空力バランスが素晴らしく、第2戦の富士、第3戦のオートポリスではライバルを圧倒して2連勝を飾っている。

日産勢は前回のオートポリスで今季初優勝を飾ったNISMOの23号車「MOTUL AUTECH GT-R」(松田次生/ロニー・クインタレッリ)を筆頭に、第2戦の富士で勝ったチームIMPULの12号車「カルソニックIMPUL GT-R」(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、そしてKONDO RACINGの24号車「D'station ADVAN GT-R」(ミハエル・クルム/佐々木大樹)、MOLAの46号車「S Road MOLA GT-R」(本山哲/柳田真孝)と、2013年同様に4チーム・4台が参戦。それぞれが装着するタイヤは、23号車と46号車がミシュラン、12号車がブリヂストン、24号車がヨコハマである。

2014年のレギュレーションは、シーズン中盤まで獲得ポイント数×2kgを搭載するのは2013年と同様だ。ただし50kgを超えた場合は、50kg分を燃料リストリクター(燃料の流量を規制する装置)によってパワー制限するという点が新しくなっている。

ランキング4位の23号車と、ランキングトップの12号車は、それぞれ燃料リストリクターの規制に加えて4kg、34kg。24号車と46号車は、それぞれ16kg、32kgのハンディウエイトが搭載されている。5月に行われた公式テストでは、リストリクターやハンディウエイトを考慮した条件でテストメニューを消化。安定したタイムで周回し、大きな手応えを得ている。

国産車唯一のFIA GT3マシン、「NISSAN GT-R NISMO GT3」が最大多数派となっているGT300クラスでは、#3「B-MAX NDDP GT-R」の星野一樹とルーカス・オルドネスのコンビは、それぞれ話題を呼んだル・マン24時間やニュルブルクリンク24時間レースにも出場しており、2人揃って気分を一新してシリーズ中盤戦に臨むことになった。オールマイティなマシンキャラクターのGT-RにとってSUGOは得意なコース。GT500の3連勝と同時に、GT300では今季初優勝の期待が高まっている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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