東洋ゴム、新中期経営計画「中計’14 GO BEYOND~いまを超えていく」策定
東洋ゴム工業は、2016年に到達すべき具体的目標として新たな3ヵ年の新中期経営計画「中計’14 GO BEYOND~いまを超えていく」を策定したと発表した。
同社は2020年にありたい姿としてまとめた長期経営ビジョン「ビジョン’20」、そして2015年まで5ヵ年を展望した中期経営計画「中計’11」を2011年5月に発表し事業を推進。
経過期間である過去3年において、円高の是正や原材料価格の安定推移といった外部環境の良化を追い風としながらも、供給能力の増強をはじめ当初計画に基づいた施策を着実に遂行し、情勢変化に応じて商品ミックス・市場ミックスの改善を行なうなど独自のポートフォリオを強みとし戦略的にリソースを活用した結果、中計’11の当初目標を前倒しで捉えることができたとする。
短期間のうちに環境変化が進んだことから、今後予想される世界経済の動向を前提に、将来にわたる中期的な成長シナリオを新たに描き、さらに高いステージへ挑戦していく意志表明として新中期経営計画を策定。
具体的には、タイヤ事業ではグローバル市場におけるSUV/CUV/ピックアップトラック用タイヤの積極増販、北米でのオフロードレースへのスポンサード、ACミランのプレミアムスポンサーという有力コンテンツを通じてグローバル市場での独自性を高めることなどが盛り込まれている。
同社では、描いた成長シナリオを確実に遂行し、全社員が「GO BEYOND」のスローガンのもと一丸と なっていまを超え、グローバルに存在感の光るユニークな企業を目指していくとしている。
「中計’14」経営目標(2016年12月期)
(※左から「連結」「タイヤ事業」「ダイバーテック事業他」)
売上高/4,700億円/3,800億円/900億円
営業利益/520億円/460億円/60億円
営業利益率/11.1%/12.1%/6.7%
ROA/10%以上/-/-
設備投資/1,300億円/1,050億円/250億円
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