ブリヂストン「広州モーターショー2013」に出展
ブリヂストンは、2013年11月21日(木)から11月30日(土)まで、中国の広州市で開催される「広州モーターショー2013」に出展する。
今回のモーターショーでは、ブリヂストングループが取り組む「イノベーションを通じた持続可能な社会の実現」をテーマに、同社のグループの製品や技術を紹介する。
ブリヂストングループは、ステークホルダーのユーザーからのさまざまなニーズに応えながらも、「事業と環境の両立」を意識した事業経営を進めている。同社グループの「環境宣言」では、持続可能な社会の実現を目指し、ステークホルダーの皆様と連携して誠実に取り組むことを掲げているが、今回のモーターショーでは、その中でも「資源を大切に使う」、「CO2を減らす」の2つの領域にフォーカスを当て、同社グループの最先端の環境技術や環境対応商品を紹介。
また、展示ブースにおいては「安全」を意識した技術開発の成果を出展。さらに、鉱山などで使用される直径4mを超える巨大なタイヤを展示し、その迫力を体感してもらうことで、「モビリティの楽しさ」を実感することができる。
ブリヂストンブースの各コーナーにおける主な展示内容は以下の通り。
「資源を大切に使う」ための取り組みを紹介するコーナー
(1)「非空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)」
タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークで荷重を支えることにより、空気の充填が不要となり、且つリサイクル可能な原材料を採用することで、地球上の資源を有効活用した技術。また、独自技術により優れた低燃費性能を追求し、CO2排出量削減にも貢献する技術。
(2)「リトレッドタイヤ」
使用済みのタイヤのすり減ったトレッドゴム(路面と接する部分)の表面を決められた寸度まで削り、その上に新しいゴムを圧着・加硫して、トレッド部分以外をリユースできるようにしたタイヤ技術。新品タイヤに比べて、天然ゴムや石油資源である合成ゴムなどの原材料の使用量が削減できるため、省資源であるとともに、トレッドゴム以外の部材がリユースされることで、廃タイヤの削減にも寄与している。
(3)「ランフラットテクノロジー採用タイヤ」
パンクしても安全な場所まで移動することができるため、使用されずに廃棄されることの多いスペアタイヤが不要になり、省資源化や車両軽量化による燃費向上に貢献するタイヤ。
「CO2を減らす」ための取り組みを紹介するコーナー
(1)「ECOPIA(エコピア)with ologic(オロジック)」
これまでのタイヤとは全く異なる狭幅・大径サイズのタイヤ。タイヤの大径化によってタイヤが路面と接地する部分の変形を抑制するのに加え、タイヤの狭幅化を通して空気抵抗を低減し、転がり抵抗を大幅に低減させることで、CO2排出量の削減に貢献する。さらに、新開発の専用パタン技術や新コンパウンドを適用し、ウェットグリップ性能の向上も実現している。
(2)低燃費タイヤ「ECOPIA」
安全性能や操縦性能などのタイヤに求められる諸性能を高次元で維持しながら転がり抵抗を低減することで、CO2排出量の削減に貢献するタイヤ。1991年の電気自動車用タイヤの開発をきっかけに、現在では乗用車やトラック・バスなどさまざまな車種に対応したラインアップを取り揃えている。
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