東洋ゴム、タイにタイヤ販売の現地法人を新設
東洋ゴムは、タイヤ事業におけるアジア成長戦略の一環として、タイでのタイヤ販売子会社「Toyo Tire (Thailand) Co., Ltd.」(同社100%出資現地法人)を2013年4月1日付で設立した。
新会社設立の背景
現在タイは、東南アジア最大規模の自動車市場となり、今や中国市場に匹敵する規模となっている。本年2月のタイでの自動車販売台数は、前年同月比40%を超えを達成。
東洋ゴムは、タイを東南アジアにおける重要な戦略市場として位置づけており、これまで現地販売代理店を通じてTOYO TIRES ブランドのタイヤを販売してきたが、年々高まる需要をさらに獲得していくために、今回、現地販社を新設した。
「Toyo Tire (Thailand) Co., Ltd.」では、現地販売チャネルとともに乗用車用市販タイヤの販売強化に乗り出すと同時に、現地自動車メーカーへの新車装着用タイヤの販売力向上を図る。また、タイでは自動車保有台数の過半数をSUVやピックアップトラックなどが占めており、同社製品の中でも北米を中心に高い支持を得ているライトトラック用タイヤの販売も積極的に推進していく予定。
新会社の概要
名 称:Toyo Tire (Thailand) Co., Ltd.
所在地:2/1, Sukhaphiban 2 Rd., Pravet, Bangkok 10250, THAILAND
設立日:2013年4月1日
代表者:代表取締役 笠井完二(アジア・オセアニアビジネスユニット長)
資本金:100百万タイバーツ(邦貨:約320百万円)※同社グループ100%出資
社員数:11人(予定)※2013年時点
今後の展望
東洋ゴムは、中期経営計画「中計’11」において、北米、日本、アジアの3極を基点としたグローバル供給体制の構築を進めている。中でもアジア地域での販売はタイヤ事業の成長基盤を押し上げる最も重要な市場と位置づけている。
「Toyo Tire (Thailand) Co., Ltd.」は、本年5月に竣工予定の当社マレーシア新タイヤ工場(Toyo Tyre Malaysia Sdn Bhd.)から高品質なタイヤの供給を受け、タイ市場でのタイヤ販売ビジネスを拡大展開していく予定。
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