トヨタ、新体制を発表 ~トヨタ初の社外取締役を登用~
3月6日(水)、トヨタが2011年に発表した「トヨタ グローバルビジョン」実現に向けた体制を強化するための新体制を発表した。
主な新役員体制(4月1日付)は、現・代表取締役会長の張富士夫 氏が取締役を退任し、名誉会長に就任予定で、代表取締役会長には、現・代表取締役副会長の内山田竹志 氏が就任予定。
トヨタ初の社取締役としては、宇野郁夫 氏(現・日本生命 相談役)、加藤治彦 氏(現・証券保管振替機構 社長)、マーク・ホーガン 氏(現・独立コンサルタント、 元ゼネラル・モーターズ(GM) グループ・バイス・プレジデント)が就任予定。
発表会見で、豊田章男 代表取締役社長は、
『現在、トヨタには、グローバル32万人の従業員がいます。 企業規模が大きくなれば、「自分がトヨタを支えている」という気持ちを持つことが 難しくなります。今回の組織改正は、再び販売台数が拡大局面に入る中で、「当事者意識」を持った 集団を作り上げることを狙いとするものです。』と述べている。
また最後に、『トヨタに関わる一人一人が、これまで支えてくださった方々に感謝し、 「もっといいクルマをつくり、地域の発展に貢献したい」という気持ちを持つことは もちろん、そのために「自分は何をなすべきか」を考え、実行して初めて、トヨタの持続的成長が可能になると考えております。』とコメントしている。
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