フェラーリ、上海にフェラーリの神話をテーマとしたエキシビションをオープン
2012年5月18日、フェラーリは上海エキスポ・パーク内にあるイタリアンセンターに、フェラーリの神話をテーマとしたエキシビションをオープンした。
中国を重要なマーケットと定めているフェラーリは今回、イタリア以外では初となる、長期間・広範囲にわたってのエキシビションを開催。エキシビションは今後、3年間にわたって常設展示される。
同社では、中国の方々にフェラーリを知ってもらい、フェラーリの歴史・モデル・技術・情熱を直接体験してもらうことを目的としているという。
エキシビションでは、説明パネルやビデオ・画像による展示のほか、車輛展示としては現行モデルの「FF」などのほか、中国市場で最初に輸入販売された「348 TS」をはじめ、「275 GTB4」「365 GTB4 Daytona」「750 Monza」などのスポーツプロトタイプも展示される。
オープニングセレモニーには、フェラーリ副会長のピエロ・フェラーリをはじめ、中国およびイタリア両政府の代表者が出席した。
ピエロ・フェラーリ副会長は、
「このフェラーリの神話をテーマにしたエキシビションを通じて、世界中の何百万人の方々に向けて、フェラーリからイタリア文化の頂点をご紹介したいと思います。ここには情熱と成功、そして絶え間ないエクセレンスへの追求のシンボルが存在します。我々は、フェラーリを愛する中国の皆さまと、伝統を重んじながらも確固たる革新的精神の価値観を持ち、当社独自の歴史と文化を分かち合いたいと常に願っていました」
とコメントしている。
1992年にフェラーリが初めて中国市場に参入してから、フェラーリブランドは中国の経済、特に自動車産業の発展とともに成長してきた。
2011年度は大中華圏(中国本土、香港、台湾)でのディーラーネットワークへの販売台数が777台を記録し、フェラーリにおいて世界第2の市場へと成長を遂げている。
中国本土では既に上海、北京など15の都市で販売およびサービス・ネットワークを確立しており、今後2年間でさらなる拡大が期待されている。
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