「Drive-E」搭載の新型 ボルボ XC60 T5で低燃費走行に挑戦!「VOLVO ECOドライブチャレンジ」レポート/永田恵一(2/3)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部
神戸から東京、およそ530kmの道のりをエコランで駆け抜ける!
と、新型パワートレイン「Drive-E」のご紹介はこのくらいにして、XC60 T5エコラン大会「VOLVO ECOドライブチャレンジ」の模様をお伝えします。設定されたコースは東京~神戸間の片道(道のりは約530km)で、オートックワンチームは神戸発⇒東京行きの復路に参加しました。
エンジンを切るとオフとなる設定のECO+モードがちゃんとオンになっていることを確認して、スタート地点の神戸空港を出発。神戸空港から阪神高速まではおよそ10kmほど、信号の多い一般道を走ります。
交通の流れを遮らず、流れに乗って燃費走行に徹する裏ワザあれこれ
我々に与えられた時間は8時間ですが、昼食や小休憩、さらに帰京が金曜日の夕方ということもあり、東名道から接続する首都高の渋滞は避けられません。といったことを考えると、実質的な走行時間は6時間といったところ。という訳で、基本のペースはメーター読み95km/h(持参したGPS付きのレーダー探知機の実測で約90km/h)としました[※速度規制がある区間はもちろん法定速度に則る]。
このくらいのスピードだと、周囲の状況によるスピードの変化、8速から7速にシフトダウンしてしまう心配もありますが、このクルマはシフトをDレンジから左に倒し、マニュアルシフトのスポーツモードにすれば70km/hまで8速で我慢してくれるので、シフトは基本的にスポーツモードを使います。
その他に気を付けたことは、我々のペースに近いトラックがいたら、少しでも空気抵抗を減らせるようスリップストリームに入る(もちろんレースではないので、緊急ブレーキに対応出来る、安全かつ常識的な範囲の車間距離を保つことは言うまでもありません!)、坂に関しては上り坂が見えたら手前で若干ペースを上げて、その勢いを使ってアクセル開度が増えないように上り切る、下り坂では燃料カットとなるエンジンブレーキと、このクルマの武器である空走状態(エココースト機能・Dレンジで動作)を状況に応じて使い分けること・・・くらいです。
300kmをイッキに走っても(誇張なしに!)疲れ知らず
と書いた通りの運転(と思っています)で約300kmを一気に走り、昼食、ドライバーチェンジを兼ねて新東名の浜松SAにピットイン。 ここまでの燃費は17.3km/Lです。300kmの道のりを一気に走っても全然疲れを感じなかったのは、XC60 T5のドッシリとした安定性や高い静粛性、シートの良さなどのおかげです。
ちなみに、ワタクシ流のエコランをXC60 T5で行うと、交通状況に変化が起きるとシフトのためにパドルをガチャガチャ、空走状態を使うためにシフトレバーもDから左に倒しガチャガチャと、高級車に相応しくない運転をしているように見えるのかと思いきや、同行する助手席の編集部Tさんによれば「ゲームに熱中するかのように楽しげな様子で、微笑ましかった(笑)」とのことです。
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