autoc-one.jp 記事・レポート お役立ち 自動車購入ノウハウ タイヤがバーストする前兆や予防策、起こった際の対処を徹底解説【動画あり】

自動車購入ノウハウ 2018/5/11 01:01

タイヤがバーストする前兆や予防策、起こった際の対処を徹底解説【動画あり】

ボルボ V90クロスカントリー オーシャンレース エディション(VOLVO V90 Cross Country Ocean Race Edition)[限定15台/ボルボ スタジオ青山(東京都港区)のみでの発売]
ボルボ V90クロスカントリー オーシャンレース エディション(VOLVO V90 Cross Country Ocean Race Edition)[限定15台/ボルボ スタジオ青山(東京都港区)のみでの発売]店舗でのタイヤ保管タイヤやホイールの洗浄タイヤワックスは必要か?画像ギャラリーはこちら

タイヤのバーストってどんな現象?

バーストとは、走行中に突然タイヤが破裂することを指します。日常生活ではめったに起こるものではありませんが、万が一発生すると車両のコントロールができず、衝突などの二次被害に繋がる可能性が高い危険な現象です。またタイヤのみならず周辺のパーツにも損害を与える可能性があるので、修理費用も高額になりがちです。

タイヤのバーストはなぜ発生するのでしょうか。また、防ぐ方法はあるのでしょうか。本記事で詳しくご紹介いたします。

バーストとパンク、混同しそうだが全然違う

タイヤがバーストすると、タイヤが破裂するので「パンッ!」という炸裂音が鳴り、同時にハンドルが大きく取られます。これがパンクと大きく異なる点で、パンクは徐々に空気が抜けるため、気付かず走り続けてしまう方もいます。しかしバーストは、明らかに操舵に影響が生じるので、誰でもすぐ異変に気付くはずです。

一時的でもハンドル操作が利かなくなるということは、重大な事故となる危険性が潜んでいます。例えばカーブ中にバーストすれば反対車線や歩道へはみ出し、正面衝突や人身事故にもなりかねません。またブレーキの効きも悪化するので、前方に停車した車がいれば、制動距離が伸びて追突する可能性も出てきます。

このように、タイヤのバーストはパンク以上に危険な現象です。

パンクは突然起こるが、バーストは日常点検で防げる

一方で、パンクは日頃から点検をしていても不意に発生することもありますが、バーストは日常点検でほとんどの原因を排除できます。つまり日常点検をしっかりと行えば、バーストを心配する必要は殆どありません。

バーストの理由はタイヤの劣化と空気圧!前兆をチェックして予防しよう

バースト発生原因で最も多いのは空気圧の低下

タイヤワックスは必要か?

タイヤがバーストするというと、縁石に強く当たってサイドウォールに傷が入った、高速道路で落下物を踏んでしまったなど、外部環境が原因のイメージが強いかもしれません。しかし実際のところ、タイヤがバーストする原因の中で最も多いものが、空気圧の低下です。

空気圧が少ない状態にもかかわらず高い速度で長時間走行すると、タイヤがたわむスタンディングウェーブ現象が発生します。するとタイヤが熱を持ち始め、タイヤ内部で形状を保持するための“コード”と呼ばれる補強材が損傷し、バーストに至ります。JAFが分かり易い実験動画を公開していますのでご覧ください。

【動画】バーストが起きるとタイヤはどうなる?その時車はどう動く?

過積載やタイヤの劣化もバーストの原因になる

タイヤが変形し、熱が溜まってコードが損傷してバーストするという点では、過積載でも同様の現象が発生します。これも長時間の走行でタイヤに負荷をかけ、バーストを誘発する原因になります。トラックやバスのイメージが強い過積載ですが、普通車、特にミニバンなどでは、フル乗車+過剰な積載には気をつけましょう。

劣化したタイヤのひび割れはバーストの予兆!

タイヤの劣化が原因でバーストが発生する場合もあり、その代表的な兆候がひび割れです。

タイヤは時間とともに硬化し、次第にサイドウォールに筋状のひびが何本も入ることがあります。ひびが入ったタイヤで走行し続けると、そこから水や埃が入り、内部に使われているスチールワイヤーが錆びてきます。

ワイヤーが錆びるとタイヤの強度が下がってしまい、そこに走行中の圧が加わってたわみが生じ、バーストする可能性が高まります。

タイヤのバーストを防ぐためにも、ガソリンスタンドなどで定期的にタイヤの状態をチェックしてもらうようにしましょう。

タイヤのひび割れ、劣化を防ぐには

タイヤのひび割れの原因は、紫外線や熱、タイヤワックス等の薬品です。そのため直射日光に当たる場所に保管しないようにしたり、タイヤワックスが付着したまま保管したりしないようにするなど、保管・メンテナンスの方法に注意しましょう。

ちなみにタイヤの硬化は時間の経過によるものなので、たとえ走行距離が少なくても、古くなっているものには注意が必要です。

万が一タイヤがバーストしたらどうする?

タイヤがバーストすると何が起こる?

タイヤのバーストはそう頻繁に経験することではないので、いざ発生するととても焦ると思います。

4つのうちどのタイヤがバーストしたのか、ハンドルはどんな状態かによって挙動の変化はさまざまですが、一時的に大きくハンドルを取られ、コントロールが困難になります。

タイヤがバーストしたら、無理に走らず路肩に止まろう

高速道路で事故・故障・パンクが発生!そんな時はどうしたら良い?「NEXCO中日本提供」

タイヤがバーストして先のような挙動を示したら、まずは安全に路肩へ車を停車させることに集中してください。

滑ったからといって慌ててハンドルを逆に切ったりすると、グリップが復活した時に予想外の方向に進み、二次被害を誘発しかねません。基本はハンドルをそのままに、ブレーキを踏んで減速しましょう。

ただし高速道路では、急ブレーキを踏むと追突される危険性もあります。徐々にスピードを落とせるよう、冷静に周囲の状況を確認することが大切です。

バースト後に無理に走り続けるとホイールが傷み、修理代が高額になる

タイヤがバーストした後、家やガソリンスタンドが近くても、そのまま走るのは絶対にやめましょう。スピードが出ない、思うように操舵が利かないという点で大変危険なのはもちろんのこと、無理して走るとホイールに傷が入ったり、変形したりして、最悪ホイールごと交換しなければならなくなります。

短距離でも必ずスペアタイヤに交換したり、レッカーで運んでもらったりするようにしましょう。

パンクとバーストはどう違う?

空気が抜けるのがパンク、破裂するのがバースト

よくバーストと混同されるのがパンクです。

パンクとは、金属片などを踏むことでタイヤに穴が空き、徐々に空気が抜ける状態を指します。タイヤの状態の善し悪しに関係なく、突発的に起こります。またパンクは万が一起こっても、修理剤で穴を塞げる場合も多いので、一度車屋さんに相談してみましょう。パンク修理剤の種類により、一時的な応急処置に限られるものもあれば、タイヤの寿命まで効果が持続するものもあります。

これに対し、バーストは破裂なので一気に空気が抜けます。原型を留めないほどにタイヤが破損してしまうので、修理は不可能です。タイヤの交換はもちろんのこと、ホイール、また場合によってはフェンダー周りのパーツにもダメージを与えることがあります。

タイヤの状態をチェックしてバーストを予防

タイヤは唯一路面と接している、最も重要な部品の1つです。タイヤに不具合が発生すれば、どんなに熟練の運転手でも車体を制御するのは困難です。

しかし現実問題、空気圧を滅多に確認せずに乗っている方も多いようです。

バーストは自身だけでなく、他人を巻き込む危険性も秘めています。定期的にタイヤの状態をチェックし、バースト予防に努めましょう。

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!