裏ワザ的に保険料を安くする方法

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条件がそろえば叶う裏ワザその1

任意保険は契約スタート時に6等級から開始するため、保険料は高い金額から始まることになります。さらに年齢が若いドライバーは事故のリスクが高いと考えられてしまうので、どうしても保険料が高くなってしまいます。若い世代にとって月々の保険料の負担は悩みのタネです。そこであくまで条件がそろうことが前提ですが、裏ワザを2つご紹介します。これらは正しいルールに則った内容なので契約者に不利益を及ぼすことはありません。

同居家族の保険契約と入れ替える方法

40~60歳ぐらいまでのお父さん、お母さん(またはご親族)が同居しており、お子さんが新たに車を買うといった場合にとても有効な裏ワザです。またご両親(ご親族)の保険契約が長期間に渡っており20等級前後だとするとかなりの効力を期待できます。手順は以下の通りです。

1「保険契約を親の車から新規で買った車へ入れ替える」…契約者名は親御さん、新規で買った車の記名被保険者はお子さんとなります。

2「元の車は親御さんの2台目として契約し、新規で保険を開始する」…古い車は今まで通りお父さんが運転しますが、保険が無い状態になってしまうので新たに入り直します。

手順はたったこれだけです。イメージとしては以下となります。

【通常通り契約した場合】

①もともとの1台目(レクサス)の保険の中身

16等級で安い+親は55歳で安い安い保険料

②新たに買った2台目(キューブ)の保険の中身

6等級で高い+子供は20歳で高い超高額の保険料

①安い保険料+②超高額保険料の組み合わせでトータルすると負担が大きい。

【裏ワザを使って契約した場合】

①もともとの1台目(レクサス)の保険の中身 (新規で入り直し)

6等級で高い+親は55歳で安いやや高額の保険料

②新たに買った2台目(キューブ)の保険の中身

16等級で安い+子供は20歳で高いやや高額の保険料

やや高額の保険料+やや高額の保険料の組み合わせになって、通常で契約するよりも安くなる。

具体的な保険料としては表組の通りです。個別に加入するよりもかなり割安になるので、同居のご家族で等級が上、年齢も上の方がいたらぜひ挑戦してみましょう。その際、車両と保険を入れ替える日にち、その他の諸条件についてご確認をお忘れなく。基本的には保険会社に「新規で車を買うので車を入れ替えたい」と言えば、あとは指示の通り対応すればよいので、さほど難しくはありません。なにより具体例のように8万円も金額が変わるとなれば、見積もりだけでも確認して損は無さそうです。

入れ替え不要で即座に安くなる裏ワザその2

さて車を入れ替える予定がない、家族が同居していない…といった場合、先ほどご紹介した裏ワザは使うことができません。そんな時でも使える裏ワザがあります。それは「中断証明書」を使う方法です。

中断証明書とは、7等級以上の契約者が車を手放して保険契約を解約する際、保険会社に依頼することで発行してもらえる書類です。この書類を使うことで新たに車を購入した際、過去に保険契約を中断していた等級から保険契約を再開できる、とてもオトクなサービスになります。20等級に近いほど保険料の割引率が大きくなるのがポイントです。

条件としては「中断証明書があるかないか」「中断証明書の名義は同居親族か」という点。名義が自分なら問題ありませんが、同居の…というところがポイントになりそうです。同居の祖父母が車の運転をやめて保険を解約する…といったケースでは中断証明書が発行されているかもしれません。他社でも有効で、新規で加入するよりかなり割安な保険料になると思われます。新たに車を購入時にはご家族に確認してみましょう。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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