乗る前から楽しそう!/新型コンパクトSUV「JEEP Renegade(ジープ レネゲード)」発表会レポート(2/2)
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
これは単なるSUVではない。これはジープである。
9月1日、神奈川県藤沢市の湘南T-SITE「CAR LIFE LAB」で行われたジープ レネゲード発表会では、北米・FCA USから開発者やデザイナーが来日。その開発コンセプトや、デザインの特長などについて興味深い話が語られた。
FCA USのデイヴィット・べジー インターナショナル製品企画 車両ライン計画マネージャーは、コンパクトでありながら、ジープブランドらしい極めて高い4WDの走破性能について言及。その前提を十分に語ったうえで、オンロード性能や先進テクノロジー、機能性などの話を続け、最後にこう言った。
『これは単なるSUVではない。これはジープである。』
フォトギャラリーページではプレゼンテーションの模様をより詳しく紹介しているので、こちらも順を追って観て欲しい。
「楽しい乗り物」ジープの魅力をデザインから伝える技の数々
続いてFCA USのデザイナー、インテリアデザイン担当ヴァイスプレジデントのクラウス・ブッセ氏は、ジープ レネゲードのデザイン開発プロセスについてプレゼンテーションを行った。
レネゲードを特長付ける印象的なプロポーションは、まさにジープ ウィリスの「短いオーバーハング」「台形のホイールアーチ」「垂直ピラー」と関連付けられる。さらにリアランプなどに反復される「X」のマークは、ガソリンを運ぶジェリー缶の形状をモチーフにしている。そうした歴史からも自然とデザインがうまれていくのも、老舗ブランドならでは。
デザインにあたり、まずデザイナーらはジープに乗って外に出かけ、実際に山などで遊んだという。その楽しさ、ジープの魅力について堪能したあとすぐスケッチを描いた。そして「楽しい乗り物」としてのジープの魅力を伝えるべく、楽しい色使いとなるようにも心がけたと話す。理屈抜きで伝わってきたレネゲードの楽しげなデザインやカラフルなボディカラーは、そうした自由な発想から生まれたのだろう。
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
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