autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 新型車解説 新型ステップワゴンハイブリッド発売開始!価格は330万円だがデザインと安全装備を改善し、圧倒的な低燃費でライバルに差をつける

新型車解説 2017/9/28 11:30

新型ステップワゴンハイブリッド発売開始!価格は330万円だがデザインと安全装備を改善し、圧倒的な低燃費でライバルに差をつける

関連: ホンダ ステップワゴン Text: 国沢 光宏 Photo: オートックワン編集部・本田技研工業
ホンダ 新型ステップワゴン スパーダ
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ホンダのミニバン、STEP WGN(ステップワゴン)がマイナーチェンジ

ついにハイブリッドモデルが追加。燃費は25km/L。

ステップワゴンのマイナーチェンジで最も大きいニュースが、ハイブリッドモデルをラインナップしたこと。ノア3兄弟やセレナといったライバル車を見ると、ハイブリッドモデルの販売比率高い。多少高価でも燃費の良いモデルを望むユーザーが多いのだろう。ステップワゴンが採用したホンダの2モーター式ハイブリッドは燃費良いという評価を得ており、実際ミニバンジャンルで最も優れた燃費を実現した。

ステップワゴンスパーダのみフロントフェイスデザインを大幅変更

2つ目のニュースは地味すぎたデザインに手を加えたこと。ステップワゴンのデザイン、デビュー直後から「軽自動車を大きくしたようなシルエットで300万円もするクルマには見えない」と言われてきた。今回『スパーダ』だけながら、大幅に変更している。

>>ホンダ ステップワゴンスパーダのカタログを見る

ハイブリッドはスパーダのみに追加、価格は330万円から・・・

今回ハイブリッドモデルをラインアップしたのは『スパーダ』のみ。通常のステップワゴンを選ぶと、従来通り1500ccの4気筒直噴ターボになる。なぜスパーダだけなのだろう? 調べてみたら「高いグレードやオプションを注文するのはスパーダを買うユーザーが中心」だったそうな。通常のステップワゴンを選んでいるのはコストパーフォマンスを重視するユーザーなのだろう。

確かにハイブリッドモデルを買おうとすれば最も安価な『B』で330万480円。上級グレードの『G.EX』を選べば355万9680円する。必要なオプション付けて消費税払えば400万円を軽く突破。もはや高級車の価格帯と言って良かろう。そんなことから「ハイブリッドをラインアップするならスパーダだけにしよう」になったと言えそう?

ステップワゴンとスパーダハイブリッドとヴォクシーハイブリッドの価格比較表
ステップワゴンスパーダトヨタ ヴォクシー
パワートレインハイブリッドガソリンハイブリッド
グレードSPADA ハイブリッド G・EX
Honda SENSING
SPADA
Honda SENSING
HYBRID ZS
価格3,559,680円2,852,280円3,269,160円

ステップワゴンハイブリッドの燃費は25km/Lと、ライバルを圧倒できる好成績

新型ステップワゴンスパーダは売れ筋のヴォクシーよりも燃費が良い

ハイブリッドを採用したステップワゴンスパーダのJC08モード燃費は25km/L。簡易型ハイブリッドであるセレナの17.2km/Lを超えるのは当たり前ながら、『THS2』と呼ばれるトヨタ式ハイブリッドを使うノア3兄弟のJC08燃費23.8kmLすら超えてきた。

確かにホンダ2モーター式ハイブリッドを採用しているアコードHVの実燃費データをチェックすると、同じクラスのライバルであるカムリHV(THS2)より良い。ステップワゴンのハイブリッドも、ノア3兄弟を凌ぐ実燃費になると考えていいと思う。

新基準・WLTCモード燃費は20km/L

また、今回JC08モードより実燃費に近いと言われる『WLTCモード』の数値も出してきた。それによれば20km/L。街中を普通に走って16km/L前後。流れの良い道なら20km/Lくらいの燃費になると思う。

ステップワゴン スパーダ ハイブリッドのモード別燃費
ステップワゴンスパーダハイブリッド G・EX Honda SENSING
パワートレインハイブリッド
駆動方式2WD
JC08モード燃費25.0km/L
WLTCモード燃費平均20.0km/L
市街地モード18.8km/L
郊外モード21.7km/L
高速道路モード19.5km/L
【参考値】ステップワゴン スパーダ Cool Spirit Honda SENSINGとヴォクシーハイブリッドZSの実燃費
ステップワゴン スパーダ
Cool Spirit Honda SENSING
ヴォクシーハイブリッドZS
パワートレインガソリンハイブリッド
駆動方式2WD2WD
JC08モード燃費15.4km/L23.8km/L
実燃費(オートックワン計測値)平均実燃費12.7km/L18.2km/L
市街地実燃費11.8km/L16.6km/L
郊外路実燃費13.5km/L18.3km/L
高速道路実燃費15.5km/L19.2km/L

ステップワゴンスパーダのハイブリッドシステムは、日産 ノートe-POWERの上位互換

ホンダ 新型ステップワゴン スパーダ ハイブリッド

ステップワゴンスパーダに採用されたハイブリッドについて紹介しておきたい(アコードHVに採用されている2モーター式と同じシステムである)。

コンセプトとしては日産 ノートe-パワーの如く「基本的に電気自動車」となっており、184馬力のモーターだけで前輪を駆動。停止状態から走り出すときは、搭載されているリチウムイオン電池を使う。

この状態だと完全なる電気自動車だ。ただ搭載されている電池の容量が少ないため、巡航中はエンジンで稼働する発電機を回す。アクセル戻すと電力は不用になるため、エンジンを停止し発電機の稼働も停止。すなわち「発電機付きの電気自動車」ということになる。ここまでは前述の通りノートeパワーと同じ。

ミニバンを燃費で選ぶなら新型ステップワゴンスパーダがおすすめ

全走行域で同じ制御を行ってもいいのだけれど、高速巡航する時だけエンジンパワーを使い直接駆動した方が燃費良い。そこでステップワゴンの場合、ノートeパワーのシステムに「巡航時のみエンジンで直接駆動するモード」を加えた。

高速道路で燃費が急激に落ちるノートeパワーと違い、高速域になっても優れた燃費をキープしてくれるというもの。ハイブリッドシステムとして評価すると、ステップワゴンのハイブリッドシステムは現在最も燃費効率が良いと考えていいだろう。

マイナーチェンジでスパーダのデザインが大幅変更

ホンダ 新型ステップワゴン スパーダ ガソリンホンダ 新型ステップワゴン スパーダ ガソリン

エクステリアデザインの変更については文章で説明するより新型と従来型の写真を見比べて頂く方が判りやすいと思う。ロー&ワイドに見せるべく横長のメッキグリルをボディ幅一杯に設定。これで正面から見たときの”腰高感”は大幅に改善されている。さらにグリルも高さ方向に大きくするのでなく、幅をアピールする形状。並べてみると「ずいぶん変わりましたね!」と感じることだろう。

変更点はグリルだけに留まらず、ヘッドライトやフロントバンパー、ボンネットと広範。せっかくここまでやったのなら、スパーダだけでなく普通のステップワゴンもこの顔つきにしてくれれば良かったのに、と思う。無限のカスタムモデルも準備されており、こちらを選べば一段とワイルドに見える。

>>マイナーチェンジでデザインが大幅変更!ワイルドになったスパーダのフォトギャラリーを見る

>>【ニュース】トータルバランスがさすがの無限!新型ステップワゴン用カスタムパーツ発売

ステップワゴンにもハンズフリースライドドアが採用された

今回のマイナーチェンジではインテリアなど室内デザインは基本的に変わっていないが、セレナに採用され好評な『ハンズフリースライドドア』(車体の下方に足を潜らせると自動的にドアが開く)付きも選べるようになった。

同じくセレナに採用されている『アドバンスドルームミラー』(後方カメラに映った画像をルームミラーで映す。夜間も明るい画像を表示出来る)も選べるが「普通のミラーより見にくい」という声は少なくないため実車で確認して欲しい。

ホンダ ステップワゴン ハンズフリースライドドアホンダ ステップワゴン ハンズフリースライドドア

スパーダハイブリッドのみ、クルーズコントロールの機能を改善

ホンダ 新型ステップワゴン(2017年9月マイナーチェンジモデル)

興味深いのはスパーダのハイブリッドモデルのみ新しいタイプの『ホンダセンシング』が採用されていること。ガソリンエンジンのステップワゴン/ステップワゴンスパーダを選ぶと従来と同じタイプになっており、追従式クルーズコントロールを使っていても、車速が30km/hを下回った時点で制御停止する。すなわち渋滞時も停止はブレーキペダルを踏まなければならない。

ハイブリッドモデルを選べばライバル車と同じく「先行車が停止したら自車も自動で停止」する機能が付く。休日の渋滞で使えばドライバーの負担を大幅に減らしてくれることだろう。自動ブレーキ性能についてアナウンスをしていないので従来型から進化していないと考えて良い。追従式クルコンの制御はディーラーで試乗し、確認してみたらいいと思う。便利です。

ホンダ ステップワゴンスパーダハイブリッドの主要スペック

ホンダ ステップワゴンスパーダの主要スペック
グレードスパーダ ハイブリッド G・EX
HondaSENSING(FF)
スパーダ
HondaSENSING(FF)
パワートレインハイブリッドガソリン
JC08モード燃費25.0km/L16.0km/L
全長4,760mm4,760mm
全幅(車幅)1,695mm1,695mm
全高(車高)1,840mm1,840mm
車両重量1,820kg1,680kg
乗車定員7人7人/8人(メーカーオプション)
ホイールベース2,890mm2,890mm
エンジン種類水冷直列4気筒DOHC水冷直列4気筒DOHC
排気量1,993cc1496cc
エンジン最高出力107kW(145PS)/6,200rpm110kW(150PS)/5,500rpm
エンジン最大トルク175N・m(17.8kg・m)/4,000rpm203N・m(20.7kg・m)/1,600-5,000rpm
モーター最高出力135kW(184PS)/5,000-6,000rpmーー
モーター最大トルク315N・m(32.1kg・m)/0-2,000rpmーー
燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
価格(消費税込)355万9680円285万2280円

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筆者: 国沢 光宏

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