この想い。つながる、ひろがる。Share with FIAT イベントレポート(3/3)
- 筆者: 吉澤 憲治
- カメラマン:吉澤憲治
日本よ、先進国リーダーとして立ち上がれ!
Share with FIAT発表イベントにおいて、プレゼンテーションを行ったルーム・トゥ・リード・ジャパン事務局代表の松丸佳穂さんは、「現在の世界人口は約70億人、そのうち字の読み書きができない人が7億人もおり、その大多数がアジアとアフリカ地域で占めているという衝撃を皆様にも知っていただきたい」とコメント。
また、テーブル・フォー・トゥー・インターナショナル代表の小暮真久氏は、「たった20円というお金で、アフリカの貧困層の子供たちはお腹いっぱいになれるほどの食事ができる。また10億人が飢えに苦しんでいる一方で、逆に10億人が食に起因する生活習慣病に苦しんでいる」とし、この不可解で悔しい、深刻な食の不均衡問題を解消していきたいと述べた。
やはり幾多の問題の根源には「貧困」という闇が存在し、あらゆる面で顔を覗かせてくるのが現状だ。もちろん、そう簡単に解決できる問題ではない。しかし、だからこそ解決したくなるという気持ちが芽生えてくるのだろう。 それが人間という生き物なのだろうか・・・。
普通に生活していると、あまりこういった団体名や活動内容に疎いのが正直なところ。だが、これからは、彼らの存在というものが、より強大な社会ネットワークを作り上げ、そしてより強い絆で人同士を結びつけていくことに、我々も理解を示し、様々な形で参画していかなければならなくなるだろう。
日本企業はもっと積極的に、そして日本政府は先進国のリーダー、アジアのリーダーとして引率する気構えで取り組んでいって欲しい。
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