キャデラック ATSセダン プレミアム[2015年モデル] 試乗レポート/今井優杏(2/4)

キャデラック ATSセダン プレミアム[2015年モデル] 試乗レポート/今井優杏
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過去のイメージを覆す若々しい「ATS」へ新たにクーペも追加

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デカくて大食漢でレイジー、そんな過去のイメージを覆すべく、GMがキャデラックブランドから市場に若々しいセダンを投入しはじめたのは、そう記憶に旧いことじゃない。今回2015年モデルが発表されたATSも、日本導入は2013年だった。

そして今年2015年、ATSに待望のクーペが追加され、ランナップ拡大を図る。

ATSクーペはルーフ、ドア、リアフェンダーとトランクリッドが専用デザインとなり、セダンとのイメージを共通にしつつもキュっと締まったエレガントさでこれまた至極カッコイイ。ATSのちょっとヤンチャな性格を、もしかしたら一番に体現しているのはこのクーペかもしれない。

新エンブレムのイメージにあわせ、フロントマスクもリニューアル

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それに併せて、今回試乗をした「ATS セダン プレミアム」にも変更が加えられた。

まず、セダン/クーペ共通で新しいエンブレム『キャデラック・クレスト』が採用されたこと。先代までの円いロゴから、横方向への拡がりを意識したデザインになっている。実際に以前のロゴと比較すると、ロー&ワイドが強調されてかなりスポーティーだ。

さらに、充実の安全機能も追加された。

「エマージェンシーブレーキシステム」(前進衝突被害軽減ブレーキ+衝突事前対応ブレーキ)、「レーンキープ・アシスト」「前車追従型アダプティブクルーズコントロール」など、ここのところの世界的な安全基準の高まりに添う形で、旬な安全機能が追加されたのは喜ばしい。

2015年モデルで先進安全装備もさらに充実

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なかでも面白いのは警告システムだ。

キャデラックはたとえば、前車との距離が縮まりすぎて衝突の危険性があるとクルマが判断したときや、レーンチェンジの際、左右後方の死角方向の後続車の存在を検知したときなどに、警告音だけでなく、シートのお尻の部分を振動させるという方法を採っている。これが直感的にわかりやすく、しかも左側方向の警告なら左のお尻が、右側方向の警告なら右のお尻がブルルと揺らされる仕組みになっているので、どこに気をつけたらいいのか判断しやすい。

GM側の解説によれば、運転中必ずお尻はシートに密着しているわけで(たとえばステアリングなどは常に手で持っているとは限らない)、接地面積の広いエリアに警告を出すのは理にかなっているのだとか。確かに、この方式なら勘違いのしようがないのである。

スマホをワイヤレス充電出来る便利機能も

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旬といえばスマホとの関係性も追記したい。

キャデラック ATSにはスマートフォンとのワイヤレスチャージ機能が設定されている。これは、ナビ画面の下の、手を触れればスーっと音もなく開く小物入れ(エアコンのスイッチ類の後ろに隠し部屋がある)の中に敷かれたマットに、携帯電話やスマートフォンを置けばチャージが始まるというワイヤレス充電機能である。

その辺さすがIT大国アメリカの産物なのだが、これはGMと米ベンチャー企業・パワーマット社との共同開発によるもので、アイディアは豊富にあるが資金に乏しいベンチャー企業のサポートを行う部門がGM内に存在し、日々クルマに生かすべきアイディアを募っているのだという。今回はそのコラボレーションが開花した形で、この小物入れのスペースが充電エリアとして活用された。もちろんコレさえあれば充電コードは不要である。

充電を行いたいほうの端末、つまり携帯電話には特殊なカバーやシートを装着する必要があるのだが、それらはアマゾンなどのネットストアで購入が可能で、それさえ装着すれば、フェリカポートを持たないiPhoneでも非接触充電ができるのは便利だ。

そもそもキャデラックのウリのひとつはゴージャスなインテリアにもある。完成度の高いその美しい内装を、携帯の充電コードで台無しにしなくてもいい。もちろんこの小物入れの奥にはUSBポートも備えられているから、従来通りの有線充電も可能だ。

[さて、肝心の走りは・・・次ページへ続く]

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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