BMWザウバーF1チームが丸の内に登場!(1/2)

  • 筆者: オートックワン 編集部

BMWザウバーF1チームがスペシャルトークショーを開催!

F1日本GPを目前に控えた6日、東京・丸の内にある“BMW Group Studio”でBMWザウバーF1チームによるスペシャルトークショーが開催された。会場には、幸運にも抽選に当たったBMWファンのほか、オフィス街の丸の内とあって、建物の外にも多くのファンが詰めかけた。トークショーには、BMWザウバーF1チームのレースドライバーのロバート・クビサ、ニック・ハイドフェルド、そしてチーム代表のマリオ・タイセンが参加し、興味深いトークを繰り広げた。

大躍進を続ける2008年シーズン

2006年にザウバーを買収し、BMWザウバーF1チームとなってからわずか3年。BMWザウバーF1チームは、毎シーズンにわたって大躍進を遂げてきた。特に今年はカナダGPでチーム初優勝&1-2フィニッシュを果たすなど、コンストラクターズランキングで3位につける活躍をみせている。

チーム代表のマリオ・タイセンは、「ドライバーもチームも大きな進歩を遂げた。チームがターゲットとして掲げてきた2007年表彰台を果たし、今年の目標であるトップ3の一角を占めるという目標も達成できている。現状ではトップのマシンと15ポイント差だが、後ろのチームには大差をつけており、非常にうまくいっている」とシーズンを振り返った。

BMWの市販車モデルに生かされるF1マシンのテクノロジー

BMWのエンジン開発部門で働いていたマリオ・タイセンは、BMWのF1マシンのテクノロジーは、市販車モデルに生かされていると語る。

「BMWは、F1の開発部門と市販車の開発部門が非常に密接して動いている会社である。マーケティング、宣伝の目的のためにF1をやっている訳ではない。BMWは技術開発を大きな目的としてF1をやっている。今のF1の技術で、既に市販車に生かされているものもある」

来年は電気式のハイブリッドともいえるKERS(運動エネルギー回生システム)がF1に導入される。

「F1に導入するには、市販車のハイブリッドシステムよりも約25%~20%くらい小さく、軽量にしなければならない。ここにまた新たな技術チャレンジの機会がある。技術者にとってはエキサイティングな開発をするチャンスだ。そして、もちろんこの成果は近い将来、BMWの市販車に効率よく生かされることになる」

BMWにとって、F1での活動はBMWの走りの楽しさを表現する場なのだ。

「BMWは“駆けぬける歓び”を40~50年の長きに渡ってスローガンとして掲げてきている。F1を続けることも、それを体現するいい例になっているんだ」

F1日本GPへ向けて

去年は激しい雨の中でのレースとなったF1日本GP。残り3戦を残して、BMWのF1ドライバーは、ドライバーズランキングでロバート・クビサがトップに20ポイント差で3位、ニック・ハイドフェルドは去年のチャンピオンであるキミ・ライコネンに1ポイント差で5位につけている。

抱負を聞かれたニック・ハイドフェルドは「去年は、富士スピードウェイなのに富士山が見れなかった。今年は富士山を見て、写真を撮りたいね」とジョークを交えながら、「どんな天候でも良い結果を出したい。何が起こるかはわからないけど、それがF1の面白さだし、良いレースをしたい」「ライコネンがうまいレース運びをしてしまうと難しいかもしれないけど、全力を尽くして、残り3戦でライコネンの上にいけるようにとにかく頑張るよ」と決意を語った。

ロバート・クビサも「最大限の努力・ベストを尽くして、良いレースをしたい。残り3戦でも優勝を目指したい。日本GPで優勝するのは簡単なことではないけど、最大限の努力をして良いシーズンにしたい」と最後までチャンピオンを目指して戦うことを誓った。

F1日本GP決勝レースは、10月12日(日)の13時30分から開始される。

進化をとげたBMW Sauber F1.08 ショーカーを展示

F1でのトップを目指し、コンサバティブだった去年のマシンに比べて、よりアグレッシブな空力デザインと技術的なチャレンジが施された今年のマシン「BMW Sauber F1.08」。その方向性は成功を収め、トップ2といわれる強豪フェラーリやマクラレーンとも対等な戦いを見せている。

F1日本GP開催を記念して、BMW Sauber F1.08 ショーカーがBMW Group Studioに展示されている。展示期間は10月1日~10月16日。

BMWのテクノロジーに触れるチャンス。是非、体感しにいこう!

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筆者オートックワン 編集部
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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