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試乗レポート 2001/10/29 14:27

アウディ A4 2.4 試乗レポート

関連: アウディ A4 Text: 河村 康彦 Photo: 小宮岩男
アウディ A4 2.4 試乗レポート

2.0SEと3.0クワトロの中間に位置する、FFトップモデルの2.4がラインアップに加わった。

リアスタイリングインパネ

A4 2.4は、今年6月に日本導入がなされた新型A4の追加バージョン。エンジンは従来型にも搭載され、すでに定評のある2.4Lの5バルブV6DOHCユニットだ。4WDのクワトロは用意されず、駆動輪は『前輪』となる。トランスミッションはアウディの独自開発となるCVT(マルチトロニック)。アウディでは将来的に、現在はトルコン式と混在しているATを“マルチトロニック”に一本化していきたいようだ。

エクステリア/インテリアのデザインは、すでに投入されている新型A4から特に変わるところはない。もはや「世界のベンチマーク」と言われる極めて高いインテリアの質感も、もちろんそのままに踏襲されている。パワーシートやウッドパネル、クルーズコントロールなどは標準装備で、ヒーター付レザーシートやガラスサンルーフなどをオプションで設定。同じくオプションのナビゲーションは、DVD式に進化した。

シフトショックから解放された滑らかな加速感が魅力。静粛性の高さも見逃せない。

エンジンフロントシート

走りだすとまず、A4 2.4が「これまでの新型A4よりも静か」であることに気付く。実は、すでに発売されている2Lと3Lの新型A4に積まれるエンジンは、最新デザインによるアルミブロック製。ところがこのクルマに積まれた2.4Lの心臓は、旧型で用いられてきたスチールブロック製なのである。重量的にはハンディを背負う 2.4だが(2Lモデルより120kgも重い)、エンジン放射音は明らかにアルミエンジン搭載車よりも低い。こと、ノイズ面に関しては「旧型エンジンが新型エンジンを凌ぐ」という、皮肉な現象が起きてしまっているのである。

マルチトロニックの採用により、シフトショックから開放されたA4 2.4の加速感は、基本的には確かに滑らかだ。CVT車にありがちな、微低速時のアクセルON/OFFに伴うショックがほとんど気にならないという点も評価に値する。トルク増幅効果のあるトルコンを用いずに、通常AT車並みのクリープ現象を発生させている点も立派だが、スタート時の一瞬はやはり多少トルク感に欠ける。坂道発進などで意外にパワーがないように感じるのは、トルコンを併用しないCVT車に共通するウイークポイントなのだ。

後席の居住性とワゴンに優るとも劣らないトランクルームの広さはA4 2.4のセールスポイントだ。

リアシートトランクルーム

2.4のパッケージングや居住性は、当然ながらすでに導入されている新型A4と変わるところはない。「Cクラスや3シリーズに追いつけ追い越せ」を目指してパッケージングが考えられた新型A4は、旧型に対して後席の居住性がグンと向上したことが、大きなセールスポイントだ。

荷物を満載して長期のバカンスに出掛けるのが当たり前のヨーロッパのセダンらしく、トランクルームの広大さは特筆に値するもの。リアシートは他の新型A4 同様、スプリット可倒機構によるトランクスルー機能付き。これを用いれば、まさにステーションワゴンも真っ青のユーティリティ性を得ることが出来る。もっとも、新型A4のワゴンモデル“アバント”も先日開催のフランクフルト・モーターショーで公開され、デビューも秒読み状態と考えられる。

メルセデス・Cクラス、BMW・3シリーズに対抗する“並ではないセダン”。

フロントマスクタイヤ&アルミホイール

2.4の価格は445万円。2L FFモデルの豪華仕様2.0SEよりも46万円高く、3L 4WDの3.0クワトロよりも70万円安い、という設定だ。すでに定評あるスチールブロック・エンジンの搭載で、同じV6エンジンでもノイズ的には3Lモデルよりも有利。ただし、エンジン単体重量の大きさが車両重量にも影響を及ぼしているから、燃費的には若干の不利も考えられる。コーナリング時に多少ノーズの重さを意識させられるのも、やはり相対的に“最新エンジン”よりも重量が嵩むことが微妙に影響をしていそうだ。

もっとも、サスペンション自体の出来栄えは文句ナシに優秀。試乗車の場合、なぜかハイグリップ指向のシューズ(ポテンザRE040)を履いていたため、タイヤ自体の衝撃吸収性(エンベロープ性能)がモノを言う微低速域では多少コツコツ感が強かったが、サスペンション自身は微小入力に対してもきちんとしたストロークを出していた。もう少し乗り心地指向のシューズを履けば、さらにしなやかな乗り味を提供してくれそうだ。いずれにしても、Cクラス/3シリーズに匹敵する“並ではないセダン”が新型A4というクルマなのだ。

筆者: 河村 康彦

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