家族にウケがいいドライブ作法入門/その1)パパはいつでもほがらかに!
- 筆者: 清水 草一
家族にウケがいいドライブ作法入門/その1)パパはいつでもほがらかに!
このお盆の高速道路の渋滞は、予想を大きく下回る規模でしたね。
「思ったよりラクだった」とほっとしているパパも多いでしょうが、果たして家族のみんなはどうだったでしょう?
内心「もうパパとドライブしたくない」なんて思われてはいませんか?
以前「女性にウケがいいドライブ作法入門」をやりましたが、今回はグッと実用的に、「家族にウケがいいドライブ作法入門」です。
9月のシルバーウィークに向けて、自分の運転を見つめ直してみてください。
では早速、その第1カ条めです。
その1)パパはいつでもほがらかに!
家族にウケがいいということはすなわち、車内が楽しい雰囲気になるということです。
家族の誰かひとりが怒っていたり悲しんでいたりすると、家族全員の気分が暗く沈んでしまいます。それがハンドルを握っているパパだったりすると、もう最悪です。「喜怒哀楽」のうち、「怒」と「哀」は絶対に禁物。家族にウケがいいドライブ作法の禁じ手の筆頭です!
「そんなこと言ったって、ドライブしていると頭に来ることばっかりなんだよ!」そうおっしゃるパパも多いと思います。その気持ち、よくわかります。私も若い頃はそうでしたから。
でも、すべては気の持ちようじゃないでしょうか!?強引な割り込みをされた。頭に来ますよね。だったら、強引な割り込みをされないように、最初から車間距離を開け気味にしておけばいいんです。そうするとほら、強引な割り込みではなく、フツーの割り込みに感じられます(笑)。
さらに一歩進んで、常に「どうぞどうぞいらっしゃ~い、ここに割り込んでくださいよ~」くらいの気持ちでいると、あら不思議。自分がマザー・テレサのような、周囲のみんなに感謝される偉人になった気がしてきて、自然と顔がほころんできます。あるいは大盤振る舞いが大好きだった秀吉ですね。つまり天下人です!
「怒」や「哀」は、自分だけは得をしたいと思っていて、それが達成されない時に主に発生する感情です。だから、最初から得をしたいと思わなければいいんです!
1台に割り込まれたって、所要時間は2秒しか変わりません。それで相手が喜んでくれるならどうぞいらっしゃい!お安い御用だヨ!そんな気持ちでハンドルを握っていれば、パパはいつでもほがらか。車内の雰囲気は楽しげなものになります。
道を間違えるなどの失敗を犯した時も、悲しさや怒りの感情が芽生えますね。これまた車内の雰囲気を悪くします。いけませんいけません。
そんな時は発想を転換して「自分はお笑い芸人だ」と考えてみたらどうでしょう。 お笑い芸人は、自分の失敗やみじめな体験が大好物です。みじめになればなるほど、それをネタに笑いが取れるからです。
失敗した時は決して不機嫌にならず、一言
「パパ、またやっちゃったよトホホホ~」と言ってみてください。きっと家族は笑ってくれます。そして車内は明るくなり、パパの失敗のおかげで、より楽しい家族ドライブになります。
きっとあなたも、「失敗さんありがとう」と思うようになることでしょう。
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