箱根
箱根吟遊
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ひそやかな休日にふさわしい、大人のための極上空間

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箱根吟遊

箱根・宮ノ下温泉に、“日本一予約が取りにくい”と噂される宿がある。それが、「箱根吟遊」だ。前身の宿を全面リニューアルし、「ふたりで過ごすための旅館」として2004年に開業。海外のリゾートホテルのように、“何もしないという贅沢を得られる場所”という新たな温泉宿のスタイルを確立した先駆けだ。何度訪れてもまた来たくなる、その理由は、極上の空間と温かな和のもてなしにあった。

部屋箱根連山を望む専用露天やテラスで、至福のひと時を

最上階のロビーでウェルカムドリンクを飲みつつチェックインを済ませたら、階下にある客室へ。客室フロアへひとたび足を踏み入れると、ほの暗い廊下にはほのかにオリエンタルな香りが漂い、異空間へと誘われるようだ。和室、洋室、メゾネットなど全20ある客室は、すべての部屋にテラススペース付きの専用露天風呂が設けられ、滞在中はプライベートが守られた空間で、雄大な箱根の山並みを独占しながら湯浴みできるのが魅力だ。「圧倒的に過ごす時間が長い場所だから」と、眺めと共に居心地の良さにこだわって造られた客室は、一つとして同じインテリアはない。どの部屋も余裕のある広さだが、“ふたりで居てちょうどいい空間”を意識。テラスやダイニング、寝室、洗面など、あえて細かく区切り、落ち着いて過ごせるように工夫されている。アジアンテイストと和の設えが絶妙に融合した空間で、刻々と変化する山並みを独占する。何もしない贅沢を楽しみたい。

眺望客室、大浴場、ラウンジ…どこにいても山の絶景を独占

玄関を入った瞬間、窓の外に広がる山並みに圧倒されそうになる。せり出すように設けられたテラスに立つと、眼下に早川の渓流、目前には四季折々に変化する箱根連山の眺めが広がる。この宿での心地よいひと時を予感させるかのような景色に、おのずと期待が高まっていく。ロビーからラウンジへ、ほんの10数メートル横に移動すれば、また違った山の景観が広がり、飽きることがない。「ここに座ったときにどう感じるか、ここからの眺めがどう映るか。お客様の動線に合わせて、空間をデザインしています」と、専務取締役の太田明宏さん。その言葉どおり、ロビーやラウンジだけでなく、客室や大浴場、展望バーカウンター、ガーデンラウンジ、スパにいたるまで、どこにいても山並みを間近に感じられるのだ。紫色に変わっていく薄暮の空、月明かりが山の稜線を照らす夜のしじま、少し早起きすれば山の間から昇る朝日も。刻々と移り変わる山の景観を満喫したい。

料理とお酒旬の食材を丁寧に仕立てた、懐石料理に舌鼓を

食事は、朝夕共に部屋食(グループの場合は食事処の利用も可能)。各部屋のダイニングルームは、寝室を通らずに直接出入りできる設計になっており、誰にも気兼ねすることなく、ゆったりと食事を楽しめる。夕食は、月替わりの懐石料理。相模湾で揚がった獲れたての地魚や希少牛といわれる南足柄産の相州牛、小田原産の無農薬野菜など、厳選した食材を、その時期最もおいしい調理法で味わえる。食前や食後に少しお酒をというときには、バーに足を運んでみるのもいい。展望バーカウンター「忘憂」では、敷地内の庭園にあった松の木から作られた一枚板のカウンターで、グラスを傾けて静かなひと時を。また、南国リゾートの雰囲気を楽しみたいならば、1階のガーデンラウンジ「明星」へ。池に浮かんだようなオープンスペースで幻想的にライトアップされた木々を眺めながら、オリジナルカクテル片手にひそやかな時を楽しめる。

お風呂山並みを一望する露天風呂と森のスパで癒しの時を

それぞれの客室に専用露天風呂と内風呂を有しているほか、2つの大浴場も用意されている。部屋以外で過ごせる場所を作ることで、「余白の時間が生まれるように」という想いの表れだ。水平線の向こうに箱根連山を望み、目の前の自然と一体になった気分で入浴ができる「月代」と「月音」。どちらの湯処にも露天風呂とサウナを備え、時間によって男女を入れ替えているので異なる趣を満喫したい。湯は、肌触りの優しいナトリウム-塩化物泉(低張性 弱アルカリ性 高温泉)。温泉に含まれる塩の成分がまるでヴェールのように肌を包み込み、湯上り後もしっとり、ほかほかが持続する。また、静寂な森の空気に包まれる「GINYU SPA(ギンユウスパ)」でのトリートメントも楽しみ。セラピストによるオールハンドでのトリートメントが、疲れた体のバランスを整えてくれるはずだ。2人で施術を受けられるペアルームはもちろん、男性のみの利用も可能だ。

おもてなしゲストの喜ぶ姿を見て感動する、心からのおもてなし

「箱根吟遊」のもてなしの精神を表すことの一つに、「ゲストの動線を考えた建築」がある。玄関をくぐると、館内はすべて畳敷き。それでありながら、段差のないバリアフリーの構造だ。畳敷きなので、客室から出入りする際、その都度履き物を脱ぎ履きする必要がなく、白足袋でゆっくりとくつろぐことができる。近年、減少傾向にある部屋食にこだわるのも、日本旅館ならではのくつろぎの時を過ごしてほしいという想いから。寝室を通らずに食事のサービスができるよう、全客室にダイニングルームを設けているのも快適さにつながっている。また、誕生日やプロポーズ…時にはゲストの要望でサプライズを仕掛けることもあるという。「サプライズを受けて喜ぶお客様を見て感動できる。そんな人材を大切にしています」と、太田さん。そんな心からのおもてなしもリピーターが後を絶たない理由だろう。

四季折々に表情を変える箱根連山の眺め、長く滞在してももてあますことのない客室、プライバシーを保ちつつも、旅館ならではの温もりが心地よいおもてなしの精神―何もかもが心地よい滞在へとつながっている。誰にも邪魔されず、ひそやかな時を愉しみたい。そんな「大人のふたり」にこそふさわしい一軒だ。

キーパーソン

専務取締役 太田明宏

1969年箱根生まれ。東京YMCA国際ホテル専門学校卒業後、ホテルの研修生を経て小田急トラベルに7年間勤務。営業や国内外の添乗員を経験し、20代後半、家業の旅館へ転身。代理店時代の経験を生かし、ゲストのニーズを先取りした客室の改装や商品企画を次々と手がける。2002年、それまでの経験と添乗員時代に感銘を受けたバリ・ウブドのリゾートホテルをヒントに、「箱根吟遊」をオープン。

最も重視したのは、目の前に広がる山の景色をどう生かせるか? でした。そのヒントになったのが、添乗員時代に訪れたバリ島のウブドです。ですから、インテリアにバリのものを配するなど、ジャパネスクとオリエンタルが融合する空間づくりにもこだわりました。 “おふたり”をターゲットにしたのは、グループ旅行よりもふたりきりの旅の方が景観や宿そのものを楽しんでいただけるだろうと思ったから。気ままにゆったりと、ただ山並みをボーっと眺めて過ごす。それが心地よい宿でありたいのです。

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