鎌倉時代の僧侶・一遍上人が訪れたことから「上人ヶ浜」と呼ばれる別府市北部の海岸沿い一帯。戦前は著名人の別荘が点在し、現在は海浜公園として整備されているこの地に、街の喧騒を忘れたかのごとく佇んでいるのが「AMANE RESORT GAHAMA」だ。3,500坪もの広大な敷地に用意された客室は、わずか31室。別荘地としての歴史を感じさせる閑静な空間に一歩足を踏み入れれば、葉擦れと波の音が優しく出迎えてくれるだろう。
目次
客室最上級のラグジュアリー空間で、自分たちだけの時間を
2019年に竣工した「ガハマタワー」で受付を済ませたら、隣接する海浜公園の木々と一体化した小さな森の中へ。小径を抜けた先に待っているのは、まさに別荘と形容するにふさわしいメゾネットタイプ、ヴィラタイプの計5種類・15ある客室だ。加えて、ガハマタワー内にも計2種類・16の客室が用意されているので、旅行の気分やテーマに合わせた最適な一室を選ぶことができる。
「すべてにおいて“プライベート感”を重視し、大切な人との大切な時間を気兼ねなく過ごしていただけるよう配慮しました」とは、社長室長の久保さん。その言葉通り、全室が70㎡以上の広々としたつくりになっており、ベッドには、シモンズ社製のゆとりあるダブルサイズを採用。さらに、源泉かけ流しの温泉ビューバスも備え付けられている。最上級のラグジュアリー空間で、自分たちだけの時間を堪能したい。
眺望「海浜公園に隣接」という立地条件を最大限に活かして
客室からの眺めも旅の醍醐味のひとつと考えるならば、あなたは難しい二択を迫られるかもしれない。なぜなら、AMANE RESORT GAHAMAの眺望はオーシャンビューとパークビューに大別できるからだ。
「シーサイドメゾネット」や「ウィングヴィラ」といったオーシャンビューの客室からは別府湾を一望。「内海の別府湾は波が穏やかなので波音が柔らかく、非常にリラックスできるんです」と久保さんが言うように、その波音はまるで、眠りを誘う子守唄のようだ。さらに、水平線から昇る曙光は優しい目覚めを促してくれるだろう。
一方、「セントラルヴィラ」や「パークサイドヴィラ」といったパークビューの客室から楽しめるのは、隣接する海浜公園の見事な松林。窓を開放すればまるで森林浴をしているかのような涼風が感じられ、身も心も癒やされること請け合いだ。
温泉モダンでありながら、「別府の伝統」も受け継いた湯治の湯
この宿の大きな魅力のひとつは、すべての客室で源泉かけ流しの温泉ビューバスが堪能できること。こだわりの浴室は家族で一緒に入っても余裕のある広さを誇り、身体を伸ばしてリラックスすることが可能だ。
泉質は、冷え性などに効果があるナトリウム塩化物泉。「硫黄泉のような、いわゆる“温泉臭さ”を感じさせない泉質なので、温泉に慣れていない方でも湯治湯として利用できるのが特徴です。長期滞在のお客様にも対応できるよう、クローゼットをウォークインサイズでつくっているんです」と久保さんは話す。同じ温泉を長期間利用することで徐々に体調を整えていく湯治。別府温泉も古くから湯治場として親しまれてきた。AMANE RESORT GAHAMAはモダンなリゾートホテルでありながら、別府の伝統を受け継いだ湯治宿であるとも言えよう。
料理旬の食材を、新鮮なうちに、最適な調理方法で提供
メインダイニング「いけす割烹 松秀」がこだわっているのは、旬の食材を、新鮮なうちに、その時期の最適な調理方法で提供すること。そのために、大分をはじめ九州の食材をふんだんに取り入れ、特に魚介は生簀からあげたばかりの新鮮なものを使用している。さらに、二十四節気に合わせて調理方法を吟味。味だけでなく、見た目や香りでも季節を感じられる逸品に仕上げている。
ここでも客室と同様にプライベート感を重視しており、すべての席が個室となっている。水のせせらぎが聞こえてくる演出に癒やされながら、人目を気にすることなく最高の日本料理を堪能できる。ここでしか味わえない食事と空間は、旅の良き思い出として、いつまでも記憶に残ることだろう。
グループの相乗効果2拠点を活用すれば、旅の思い出はいっそう鮮やかに
AMANE RESORT GAHAMAから歩いて1分の場所には、同じグループが運営する「AMANE RESORT SEIKAI」が立地している。GAHAMAを「和のリゾート」と形容するならば、SEIKAIは「洋のリゾート」。コンセプトや雰囲気が異なる2拠点は互いを補い合っており、それによって、旅の満足度を高める相乗効果を生み出している。久保さんも「SEIKAIでは、GAHAMAにはない食事や展望大浴場などを楽しむことができます。別府滞在中に両方の施設を利用すれば、思い出はいっそう鮮やかに彩られることでしょう」と太鼓判を押す。
AMANE RESORT GAHAMAは、泊まる客室や堪能する食事によってまったく異なる一面を見せてくれるホテルだ。この地を訪れた一遍上人の名から「遍(あまね)」の一字を取り、「広くあまねく、多様な価値観を持つ世界中のお客様をお迎えしたい」という想いを込めたホテル名にも、その特徴が現れている。過去と現在、感動とくつろぎが同居するこの場所で、あなただけの楽しみ方を見つけてほしい。
キーパーソン


AMANE RESORT GAHAMAを運営する株式会社松秀 久保力夫代表取締役社長の長男として大分県別府市に生まれる。高校卒業と同時に地元を離れ、福岡県の大学に進学。2011年、結婚を機に帰郷し、株式会社松秀に入社。社長室長に就任し、対外的な広報活動などを積極的に展開。現在は、県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部の部長も務める。
「『昭和2年に建築された由緒ある別荘が取り壊されるかもしれない』。2015年頃にこの話を聞いた時から、AMANE RESORT GAHAMAの前身である『ガハマテラス』の計画がスタートしました。別府の華やかな別荘文化を象徴するこの建物を次世代へ残したいという想いでつくられたガハマテラスは、建物の洋館部分を『GAHAMAサロン』、和風部分を『照波園』として保存。さらに2019年のガハマタワー建設や、同年のリブランドによって現在の姿となりました。
会社は成長を続けています。しかし、私たちの原点である上人ヶ浜──地元の人が親しみを込めて「がはま」と呼ぶこの地を、そして当初の想いを決して忘れることなく、これからも、国内外のお客様を広くあまねくおもてなししてまいります」
お知らせ
衛生管理(新型コロナウイルス感染予防対策)について
【AMANE RESORT GAHAMAより衛生管理について】
衛生管理(新型コロナウイルス感染予防対策)について
■スタッフ対策
・手洗い・うがい・マスク着用
・定期検温を実施
・お客様との距離を意識した接客
・団体を避けた個別の送迎実施
■除菌対応
・定期的な館内(料飲エリア)の除菌清掃
・定期的な館内共用部分の除菌清掃
・客室の除菌清掃
・客室スリッパの使い捨て利用
■換気対応
・定期的な館内(料飲エリア)の換気
・定期的な館内共用部分の換気
・客室ご利用前後の換気
■チェックイン・アウト対応
・フロントにアクリル板設置等で飛沫予防
■客室対応
・備品を都度、除菌清掃
・低濃度オゾン発生器を設置し、残存ウイルスを不活性化
■食事対応
・提供、配膳方法を工夫(個別配膳等)
・会場の混雑状況の管理と分散化
・部屋食、個室食事に対応
■ご宿泊者様へのお願い
・来館時の消毒のお願い
・手洗い・うがいのお願い
・チェックイン時の問診票記入のお願い
■緊急時対応準備
・緊急時対応のマニュアルを整備
・緊急時対応の定期的なスタッフ教育
更新日:2021年12月1日