“プリウスミサイル”と呼ばないで!プリウスは事故が多いのか?「クルマは悪くない」とオーナーの声も【みんなの声を聞いてみた】

  • 筆者: MOTA編集部
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1997年に初代モデルがデビューし、今や自動車では当たり前となった「ハイブリッド(HV)」を確立したトヨタ プリウス。エコカーの代名詞的存在で一時代を築いたハイブリッドの先駆者だが、近年では自動車による暴走事故が相次いで発生し、その際、車種がプリウスということも多く“プリウスミサイル”などと揶揄されることも。なぜそのような不名誉な名称で呼ばれてしまうのか? 本当にプリウスが悪いのか? ここではそんなプリウスにまつわるSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

目次[開く][閉じる]
  1. ハイブリッドのパイオニアが不遇の扱い
  2. SNS上でのみんなの声は?
  3. 台数の多さが逆に目立ってしまった結果ではないか

ハイブリッドのパイオニアが不遇の扱い

1997年、初代プリウスは世界初の量産ハイブリッドとして登場し、クルマの未来のあり方をいち早く提示した。2003年には2代目へ進化。ガソリン価格の上昇や環境問題意識の向上といった時代のニーズとも合致し、プリウスは世界からエコカーの象徴として注目を集める。そして2009年に3代目へ進化する頃には、国内を中心に一大ブームを巻き起こすまでに。その後2015年には、現行型へモデルチェンジしている。

そんな世界的にも有名なハイブリッドのパイオニアのプリウスだが、近年では相次いで自動車の暴走事故が発生し重大な社会問題となっており、このような事故でプリウスが頻繁に登場してしまうことから、SNSなどのネット上では“プリウスミサイル”などと揶揄され、プリウス単体だけが悪いとまで言われてしまっている。

SNS上でのみんなの声は?

そんな“プリウスミサイル”と不名誉な名称で呼ばれてしまうプリウスについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

独特のシフトレバーに戸惑いの声

最も多く挙げられていたのは「画面には今入っているシフトレンジが表示されるけど、物理的なシフトが定位置に戻ると誤認しやすそう」「独特のシフトは誤操作したら警告音鳴らされてちょっと焦った。慣れるまで時間かかる」などのシフトレバーに関する声。

ジョイスティック型が採用されているプリウス独特のシフトレバーの使用感を疑問視する声が多く見受けられている。また、プリウスを筆頭にハイブリッドモデルにみられる様々な形状のシフトレバーに対しても「出張でよくレンタカーを使用するが、特にハイブリッドモデルは車ごとにシフトの操作方法がバラバラで最初戸惑う」などの声も挙がっており、それらの要因から車の誤操作につながり事故につながっているのではないかとする声も一定数見受けられた。

そもそもドライバーのマナーを問う声も

それでも、確かにプリウスのシフトレバーには若干の慣れが必要な部分もあるとしながらも「車自体は悪くない」「乗り手が悪いのでプリウスが悪い訳ではない」とする声も少なくない数で聞こえてくる。

これに付随して「プリウスを運転するドライバーのモラルは低い方が多く感じる」「今日もものすごいスピードでウィンカーもつけないで縫っていくプリウスに遭遇」「プリウスに乗るから危険運転になるのか、それとも危険運転をするからプリウスに乗るのか」などといった、そもそものドライバーの運転マナーを問題視する声も数多く見受けられた。

こういった一部の運転マナーの悪いドライバーのせいで残念ながらプリウスのイメージが下がっているのも事実のようだ。

そんな中、一部のプリウスオーナーからは「歴代プリウス乗り継いでいるけど、ずっとゴールド免許。風評被害を受けることもあり非常に悲しい」「プリウスだって優良ドライバーはいる」という声もあり、運転マナーが悪いドライバーには是非とも自重してほしいものだ。

台数の多さが逆に目立ってしまった結果ではないか

これらの要因により「プリウスは事故が多い」などの悪いイメージが定着してしまい“プリウスミサイル”などと揶揄されているのではと推察される。

しかし単一車種での事故率の高さを見ると、別段プリウスだから事故が多発しているわけではない。事故が起きやすい車はリスクが高い車と認識され保険料が高くなる自動車保険を見てみても、プリウスの型式別料率クラスは、決して高い部類には属さない。

ハイブリッドモデルの人気上昇により、そもそもの分母である販売台数が多く、そのため事故の件数も多くなり事故が多い車“プリウスミサイル”と揶揄されていると考えられる。

しかし、これはプリウスだけに当てはまる問題ではなく、本質的には様々なモデルに当てはまる問題、ドライバー側の問題だ。プリウスに限らず、車を運転する全てのドライバーに今一度自分の運転マナーを見つめ直してほしいものだ。

トヨタ/プリウス
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新車価格:
275万円460万円
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33万円648万円

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筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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