新型プリウスの内装を写真で紹介! グレード別の内装の違いや荷室サイズなども解説
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:小林 岳夫
2023年1月に発売されたトヨタ 新型プリウスは、TNGAプラットフォームに基づく第5世代モデルです。外観だけでなく、内装も大幅に刷新され、先進性と快適性を兼ね備えた空間へと進化しました。
この記事では、新型プリウスの内装についてまとめています。内装の主な特徴、グレード展開、グレード別の内装の違い、内装の写真、ラゲッジスペース、内装色などを詳しくご紹介します。
トヨタ 新型プリウスとは?
トヨタ プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして発売されて以来、ハイブリッドカーの代表的なモデルとして、高い燃費性能と環境性能を兼ね備えた、エコカーの代名詞となっています。
2023年に発売された5代目モデルでは、従来の環境性能と先進性に加えて、「デザイン」と「走り」を進化させています。
同年3月には、外部から充電が可能なPHEV(プラグインハイブリッド)も発売を開始されました。この最新のプラグインハイブリッドシステムには、コンパクトかつ大容量な駆動用バッテリー、高出力の駆動用モーター、高効率なガソリンエンジンが組み合わされています。
そんな新型プリウスは、スタイリッシュなデザインとスポーティーな走行性能を求める人や、燃費性能の良い車を求める人、先進安全装備を充実させたい人に人気の高いモデルです。
新型プリウスの主要スペック
ボディサイズ | 全長4600mm×全幅1780mm×全高1430mm(※1) |
---|---|
ホイールベース | 2750mm |
室内 | 長さ1840mm×幅1500mm×高さ1130mm(※2) |
乗車人数 | 5人 |
エンジン(ハイブリッド) | 2.0L+ハイブリッドシステム/1.8L+ハイブリッドシステム |
エンジン(PHEV) | 2.0L+パラレルプラグインハイブリッドシステム |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |
燃費 | 26.0~32.6km/L |
(※2)PHEVの場合は室内高1135mm。
▼新型プリウスの価格、燃費などのまとめ記事はこちら
新型プリウスの内装の主な特徴
新型プリウスの内装は、「アイランドアーキテクチャー」コンセプトに基づいてデザインされており、以下の特徴があります。
1. 圧迫感のないワイドな空間
インパネやセンターコンソールを低く配置することで、開放感のある室内空間を実現。
2. 視認性に優れたコックピット
12.3インチのTFT液晶ディスプレイ(Zグレード)と7インチのデジタルメーターパネルを採用し、必要な情報をドライバーの視界に自然に映し出すことで、視認性が向上されています。
3. 使い勝手の良い収納
センターコンソールボックスやドアポケットなど、使い勝手の良い収納スペースが随所に設けられています。
また、ラゲッジルームは容量を拡大するとともに、開口部を広げて使い勝手が高められています。
新型プリウスのグレード展開
新型プリウスは、グレードによって内装色、シート素材、装備などが異なります。
まずは、新型プリウスにどんなグレードがあるのか、各グレードはどんな人におすすめなのかを一覧で紹介していきます。
グレード | 仕様/おすすめの人 |
---|---|
PHEV Zグレード | ・PHEV唯一のグレード。最上位のZのみ ・長距離のEV走行をしたい方 |
Zグレード | ・ハイブリッド最上位グレードであり、2.0Lエンジンを搭載 ・最新の安全装備や先進機能を体験したい方 |
Gグレード | ・装備を厳選したグレード ・快適装備を充実させたい方 |
Uグレード | ・KINTO専用グレード ・1.8Lエンジンで燃費を重視したい方 ・最低限の装備で価格を抑えたい方 |
(※)法人向けのXグレードは除いています
新型プリウスのグレード別の内装の違い
プリウスはグレードによって内装の標準装備が異なります。
それぞれの違いについて、表で比較していきます。
全グレード共通
項目 | 内容 |
---|---|
メーター | 7インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ |
ハンドル | ステアリングスイッチ(情報系操作、運転支援系、オーディオ系) |
シフト周り | センターコンソール |
ペダル操作 | オルガンペダル |
電源 | アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付) |
サウンド | 6スピーカー |
グレード別の内装の違い一覧
項目 | Zグレード | Gグレード | Uグレード |
---|---|---|---|
シート表皮 | 合成皮革 | 上級ファブリック | ファブリック(※1) |
運転席シート | 8ウェイパワースポーティーシート | 6ウェイマニュアルスポーティーシート | 6ウェイマニュアルエントリーシート |
運転席シートポジションメモリー | ○ | × | × |
前席シートヒーター | ○ (3段階温度設定) | ○ (3段階温度設定) | オプション |
前席シートベンチレーション | ○ | × | × |
ステアリングホイール | 合成皮革巻き3本スポークステアリングホイール | 合成皮革巻き3本スポークステアリングホイール | 合成皮革巻き3本スポークステアリングホイール |
ステアリングヒーター | ○(タッチセンサー付) | × | オプション |
ディスプレイ | 12.3インチディスプレイオーディオ (コネクティッドナビ対応) | 8インチディスプレイオーディオ (コネクティッドナビ対応) | 8インチディスプレイオーディオ (コネクティッドナビ対応) |
ワイヤレス充電器 | ○ | × | × |
ドア内張 | 内側ドアノブ (サテンメッキ加飾), パワーウインドウスイッチ (サテンメッキ加飾), ドアアームレスト表皮 (合成皮革巻き [フロント/リア]) | 内側ドアノブ (サテンメッキ加飾), パワーウインドウスイッチ (サテンメッキ加飾), ドアアームレスト表皮 (合成皮革巻き [フロント/リア]) | 内側ドアノブ (ブラック), パワーウインドウスイッチ (ブラック), ドアアームレスト表皮 (合成皮革巻き [フロント])(※2) |
インパネイルミネーション | レッド/ブルー(※3) | ブルー | なし |
イルミネーション通知システム | ○ | ○ | セットオプション |
イルミネーテッド エントリーシステム | ○ | ○ | △(※4) |
ナノイーX | ○ | × | × |
(※1)オプションで上級ファブリックの設定あり
(※2)内側ドアノブ (サテンメッキ加飾)、パワーウインドウスイッチ(サテンメッキ加飾)はUグレードもオプション設定あり
(※3)マチュアレッドの内装色を選択するとレッドの照明、グラディエントブラックの内装色を選択した場合はブルーの照明
(※4)LEDフロントパーソナルランプのみ標準
PHEV Zグレードには、Zグレードに加えて装備が追加されています。
たとえば、アクセサリーコンセントには「ヴィークルパワーコネクター」や車載ナビありの「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」などです。
▼新型プリウスのグレードの違いの詳細やコスパの評価はこちら
新型プリウスの内装の写真
ここから、新型プリウスの内装を写真で紹介します。
写真で紹介する新型プリウスのグレードは最上級の「Z」です。
新型プリウスのラゲッジスペース/ラゲッジサイズ
プリウスのラゲッジスペースの開口部は広く、荷物の出し入れがしやすい設計となっています。
また、後部座席は6:4分割可倒式で、荷物の量に合わせてラゲッジスペースを拡大できます。
グレード | ラゲッジ容量 |
---|---|
PHEV Z | 342L |
Z、G | 410L |
U | 422L or 410L |
ZグレードとGグレードは、ラゲッジ容量は同じ410Lですが、Uグレードはスペアタイヤの有無によって容量が異なります。
スペアタイヤレス仕様の場合は422L、スペアタイヤ付きの場合は410Lとなります。
PHEV Zは床下にバッテリーが搭載されているため、ハイブリッドよりもラゲッジ容量が342Lと少なくなっています。
ラゲッジスペースの形状は全グレード共通です。
新型プリウスの内装色/グレードによる違い
新型プリウスの内装色やシート表皮はグレードによって異なります。
グレード | 内装色 | インパネ・シート加飾 |
---|---|---|
Z | マチュアレッド / グラディエントブラック | アナダイズドレッド / ニュアンススティール |
G | グラディエントブラック | ニュアンススティール |
U | アクティブグレー / グラディエントブラック | ニュアンススティール / シルバーメタリック |
「マチュアレッド」は、深みのある赤色です。
「グラディエントブラック」は、上部がブラックで下部がグレーのグラデーションになっています。
「アクティブグレー」は、グレーとブラックを基調とした落ち着いた色合いです。
Uグレードには、メーカーオプションで上級ファブリックシート表皮を選択できます。
上級ファブリックシート表皮を選択すると、内装色がグラディエントブラック、インパネ・シート加飾がニュアンススティールになります。
[筆者:MOTA編集部/カメラマン:小林 岳夫]
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