【人気コンパクトSUV内外装比較】新型カローラクロスと日産 キックス、意外と競合する2台の価格

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2021年夏にも国内導入が噂されているトヨタの新型コンパクトSUV「カローラクロス」。1.8リッターもしくは2リッターのガソリンエンジンと1.8リッターハイブリッドの2タイプを用意する新型カローラクロスの国内価格は、既に導入されているタイ仕様などから推察して、約220万円~約315万円あたりが見込まれる。そこで今回はサイズ感では若干コンパクトながら275万9900円~286万9900円と価格(税別)で競合する日産 キックス e-POWERと共に気になる両車の違いを比較していく!

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  1. 共に海外発信のSUV
  2. 外観はSUVらしさが漂う両車のデザイン
  3. 共に荷室容量はたっぷり確保

共に海外発信のSUV

トヨタ 新型カローラクロスは、世界の大衆車ブランド“カローラ”のSUVモデル。2020年7月9日にタイで発表され、その後2021年6月には北米でも発売を開始。日本には今夏にも導入が噂されている。

タイで発表された新型カローラクロスのボディサイズは、全長4460mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2640mm。

一方の日産 キックス e-POWERは2020年5月にタイで発表された。タイの日産工場で製造され、世界へ輸出される。日本では2020年6月から発売を開始している。

キックスのボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mm、ホイールベース2620mm。

外観はSUVらしさが漂う両車のデザイン

新型カローラクロスは、加飾された枠どりからなる台形グリルのフロントマスクが特徴。中間部分には樹脂製の黒いバンパー部分を水平に配置し、下部にロアグリルとシルバー調のアンダーバンパーを備え、SUVらしさが強調されている。

同様にSUVとしての力強さを表現すべくフェンダーやサイドなどには樹脂パーツが装着されている。

リヤ周りでは、専用のルーフスポイラーやシルバー調のアンダーバンパーを装着。樹脂部分は高い位置に設定されており、リヤ周り全体にもSUVらしさが漂う。そんな中、ブレーキランプ類にはカローラシリーズを連想させるようなデザインが落とし込まれている。

キックス e-POWERは、存在感のあるフロント周りをつくる「ダブルVモーショングリル」やブーレメラン型のリアコンビランプなど有機的なデザインを採用。

抑揚の効いたフェンダーや、リヤ周りではテールゲート周辺は力強い造形が施されている。また、ブーメラン型のリヤコンビランプやホイールアーチなども有機的なデザインでSUVらしいアクティブな雰囲気が感じられる。

共に荷室容量はたっぷり確保

トヨタ 新型カローラクロスのインパネデザインは、カローラシリーズとも共通する馴染みやすいものに。薄型インパネとドアトリムが連続したデザインにより、開放感のある空間がつくられている。

インパネセンターの見やすい位置には8インチの大型のディスプレイオーディオが備わるほか、センターコンソールは幅広で高さのあるもので安定感やワンランク上の車格感を実現している。

対するキックス e-POWERはナビの位置低めに設定し前方の視界を確保。2トーンモデルのインパネは斬新な色分けがされているが、スイッチ類やナビのレイアウトはオーソドックスで手堅い。外装と同様に、多くの人に受け入れられる普遍的な格好良さを狙っている。

新型カローラクロスでは、最大で487Lというクラストップレベルの荷室容量を確保。荷物スペースへのアクセス性や、後部ドアには子供を抱えての乗降を想定した広い開口部を備える。

一方のキックス e-POWERもラゲッジスペースでは423Lと、コンパクトSUVトップクラスの容量を確保。こちらもアウトドアが趣味だったりと、荷物が多くなりがちなユーザーにも安心して活用できる仕様だ。

ここまで新型カローラクロスとキックス e-POWERを比較して紹介してきたが、特に細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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