スズキ 新型 スペーシアカスタム 試乗レポート／今井優杏(3/3)

アイドリングストップ機構がちょっと繊細過ぎるかも

またスペーシアカスタムは、アイドリングストップ機能でもエンジン再始動のタイミングが必要以上に繊細だと感じる。

せっかくアイドリングストップをして燃費運転をしているのに、信号待ちなどでブレーキを抜きつつ停止距離を合わせようとすると、ほんのわずかなブレーキペダル踏力のゆるみで、すかさずエンジンが再始動してしまうのだ。

ここは安全面にも関わるので難しい所なんです、とは主査の弁だが、ここまで繊細な始動は自動車業界全体でも稀。良き着地点を目指して改善してもらえたらと願う。

女性だってこういう漢(オトコ)らしいの、結構好きなんです

さて、冒頭に“ザ・漢（おとこ）・Kカー”とこのスペーシアカスタムを表現したが、実はコレ、女子にも案外ウケるんでないの？とニラんでいる。

甘い雰囲気が苦手な女子は案外多いからして、辛口カーデザインを歓迎するマーケットは男性のみに存在するのではないんである。

余談だがここまで漢(おとこ)っぽくなると、スペーシアではママの優しさの象徴的に燦然と輝いていた助手席ダッシュボードのビルドイン・ティッシュケースの存在が、そこはかとなく艶かしいように感じてしまうのは、私だけではあるまい(リアルに余談ですみません)。

[レポート：今井優杏／Photo：オートックワン編集部]

◎スズキ 新型軽自動車「スペーシア／スペーシアカスタム」関連記事はコチラもチェック！

■実際どーなの！？ スズキ スペーシア 実燃費レポート[2013年6月22日]

■女医 柏木美里の新型車診察しちゃうぞ！～スズキ スペーシア カスタム編～[2013年6月13日]

■スズキ スペーシアvsホンダ N BOX どっちが買い！？ 最新軽自動車 徹底比較[2013年5月5日]

■スズキ スペーシア 試乗レポート／渡辺陽一郎[2013年3月12日]

■スズキ 新型スペーシア 新型車速報 -堀北真希さんをCMイメージキャラクターに起用「女性に優しい、嬉しい機能が本当にたくさん！」-[2013年2月26日]

スズキ 新型 スペーシアカスタム「TS」[2WD／スマートフォン連携ナビゲーション装着車]　主要諸元

全長x全幅x全高：3395x1475x1735mm／ホイールベース：2425mm／車両重量：900kg／乗車定員：4名／エンジン種類：直3 DOHC 12V VVT インタークーラー付ターボエンジン／総排気量：658cc／最高出力：64ps(47kW)/6000rpm／最大トルク：9.7kg-m(95N･m/3000rpm)／トランスミッション：副変速機付CVT／タイヤサイズ：165/55R15 75V／燃料消費率：26.0km/L(JC08モード)／メーカー希望小売価格：170.1万円(消費税込み)