スズキ 新型 スペーシアカスタム 試乗レポート/今井優杏(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:オートックワン編集部
ディスチャージヘッドランプは標準装備
しかし、さすが追加モデルだけあって、純正装備品の充実がなされているのも特徴だ。
スペーシアではメーカーオプションだったディスチャージヘッドランプやマルチリフレクターヘッドランプが、スペーシアカスタムでは全グレードで標準装備。また、大好評を得たというより、もはやトールボーイタイプの軽自動車ではコレが有ると無いじゃ競合との戦闘力に大きな差がついてしまうであろうという必須装備・パワースライドドアだが、スペーシアでは片側のみで、両側スライドドアはメーカーオプション(※カスタム投入に伴う今回の一部改良で、新たに設定開始された)なのが、スペーシアカスタムでは、最上級グレードの「スペーシアカスタムTS」では標準装備となっている。
それはなにも15インチが爆裂に売れると見込んだというわけではなく、単に一番インチサイズが大きいタイヤのほうがセッティングが難しいから、という設計的な要因によるからなのだが、それでも照準定めて作られている“キマリ感・ハマり感”は他のタイヤよりもキラッと光る。
ただ、これは15インチだけに限らず全タイヤサイズに言えるのだが、CMでもガン推ししている“エネチャージ”含め低燃費を最大にアピールしているモデルだけあって、もちろんエコタイヤを装着し、指定空気圧も高めになっている分、やや路面からのインフォメーションやノイズを拾いやすい。路面が荒れているエリア、特に除雪材やタイヤチェーンを使う地方でこのクルマを使いたい人には気になるポイントになってくるだろう。
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