小さいボディに高い性能と強い個性を凝縮! 創業100年の歴史の中で誕生したスズキの名車3選
- 筆者: MOTA編集部
軽自動車やコンパクトカーをメインに製造・販売するスズキは、2020年3月で創業100周年を迎えます。これまで、日本独自の軽自動車規格という限られた枠の中で自動車史に残るさまざまな車種を世に送り出してきました。今回はその中でも、特に強い個性と高い性能で存在感を発揮したスズキの名車3選をご紹介します。
小さな本格FRスポーツ! カプチーノ
1991年に登場したスズキ カプチーノは、軽スポーツカーの中で唯一FRを採用した本格スポーツモデル。長いボンネットにリア寄りのキャビンスペースを持ち、軽自動車でありながらロングノーズショートデッキのスポーツカーらしいスタイルが特徴です。
直列3気筒ターボエンジンをフロントミッドシップに搭載することで、前後重量配分は理想的な51:49を実現しています。
4つのスタイルに変幻するオープンカー
スズキ カプチーノは、3分割式デタッチャブルトップを採用し、4通りのルーフバリエーションを楽しむことができます。
ルーフを全て閉じた状態の「クローズ」、リアガラス部とルーフ中央だけを残す「Tバールーフ」、リアガラス部だけを残す「タルガトップ」、ルーフとリアガラス部の全てを取り外す「フルオープン」と、4種類のスタイルを楽しむことができました。
スズキ カプチーノの中古車相場
■中古車掲載台数:114台
■中古車相場:48万円~289万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月30日時点のデータ
本格軽オフローダーを身近な存在にした JA11型ジムニー
スズキ JA11型ジムニーは1990年から1995年に販売され、軽自動車規格の変更に合わせ排気量を110cc拡大。排気量が550ccから660ccへアップしたことで、パワーとトルクにゆとりが生まれ、1995年には軽自動車規格いっぱいの64馬力まで出力を向上させます。
また、オートマチックトランスミッションやパワーステアリングを採用したことで、従来よりも幅広いユーザーの支持を集めました。
生産期間の5年で最高出力を9馬力アップ
1990年に登場した1型は55馬力でしたが、1995年登場の5型ではアルトワークスと同じ64馬力にまで引き上げられ、軽自動車規格いっぱいの最高出力を発揮。また、毎年のように特別仕様車や限定車がリリースされたこともあり、ジムニーファンの裾野を広げたモデルでもあります。
スズキ JA11型ジムニーの中古車相場
■中古車掲載台数:402台
■中古車相場:12.8万円~215万円(応相談含む)
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月30日時点のデータ
軽ハイトワゴンを確立した革命児! 初代ワゴンR
1993年に登場した初代ワゴンRは、背を高くすることで広い室内空間を実現し、それまで軽自動車に見向きもしなかったユーザーまでも振り返らせた軽自動車の革命児です。また、乗用車らしいデザインを採用したことで、かつての軽自動車にあったダサくて安っぽい印象を払拭しました。
さらに、お洒落な雑貨を扱うロフトとコラボレーションするなど、新たなユーザーを開拓することにも成功。初代ワゴンRは軽乗用車の常識を塗り替え、今に続く軽自動車人気の火付け役と言っても過言ではない歴史的なモデルです。
消費税の導入が初代ワゴンRのヒットを後押し!?
初代ワゴンRが誕生した背景には、車の購入時にかかる税金が大きく影響しています。かつて贅沢品に課されていた物品税は、軽乗用車15.5%であったのに対し軽貨物は5.5%。その差は10%もあったため、多くの軽自動車が貨物車として販売されていました。
しかし、1989年に一律税率である消費税が導入されると物品税は廃止。乗用車と貨物車の税率差がなくなり、軽乗用車が買いやすくなったことも初代ワゴンRの販売を後押ししました。
スズキ 初代ワゴンRの中古車相場
■中古車掲載台数:12台
■中古車相場:14.8万円~46万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月30日時点のデータ
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