スバル インプレッサ WRX STI 4ドアセダン 新型車解説(2/2)
- 筆者：
- カメラマン：原田淳
「歴代最速」のインプレッサ WRX STI
さて、続いて今回のトピックとして重要なのがシャシー性能の進化について。
まず、ステアリングの応答性を向上させる為に、フロントサスペンションのロアアームにピロボールブッシュを採用。またボディ剛性を高め、応答性と路面追従性を向上させるために、リアのサブフレームブッシュの特性も変更させている。
一方、ダンパー部分にもテコ入れを実施。より確かな路面追従性と操縦安定性を向上させるために、前後ダンパーの減衰力の最適化を図ったのだ。
実はこのインプレッサ WRX STI 4ドアセダン、過酷なコースで知られるドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシェライフェ・コースでのテスト走行で、7分55秒というレコードを樹立。
それまでスバルが成し得ていなかったラップタイムを更新し、WRX STIの走りの極意を見事に証明した。
同タイムは、市販車とは若干異なる装備が施されていたということではあるものの、改めてインプレッサというクルマが世界に通用することをアピールした瞬間でもある。
青春時代、インプレッサ WRX STIでブンブン駆け回ったお父さん。その後結婚したは良いが、嫁はMT運転できないから、もうWRXなんか乗れないと思っていた・・・というお父さんはきっと多いのかも。
でも、安心してください！奥様でも運転できるATのWRX STIが、セダンでも味わえるのです。買い物も、子供の送り迎えもWRX STIで全てできちゃうんです。
インプレッサファンの皆様、ラリーは撤退したけど「ラリー魂」は未だ十二分に健在！さあ、もう一度あの青春時代を味わおうではありませんかっ！？
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