マツダ CX-5特別仕様車「フィールドジャーニー」のガソリンとディーゼルモデル比較! 価格差約30万円あるも機能はほとんど同じ、アウトドアに頻繁に出かけるならディーゼルがオススメ

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2021年11月8日に改良を実施したマツダ CX-5。新たにフィールドジャーニーと名付けられた特別仕様車が設定された。このモデルはアウトドアニーズに答えるグレードで、汚れに強いシートや専用パーツなどといった特別な装備が奢られるのだ。そしてパワートレインはガソリンとディーゼルモデルをラインアップしているのだが、購入する際は悩むユーザーも多いはずだ。そこで今回はCX-5の特別仕様車「フィールドジャーニー」のガソリンとディーゼルモデルの装備や維持費にいたいるまで比較を実施。一体どの程度の違いがあるのか!?

目次[開く][閉じる]
  1. マツダ CX-5特別仕様車パワートレイン比較
  2. 価格差約30万円! CX-5特別仕様車「フィールドジャーニー」のガソリンとディーゼルモデル対決
  3. 【内装比較】装備内容はほとんど同じもディーゼルだけサンルーフの設定あり
  4. 【エンジン比較】燃費はほとんど同じもディーゼルはパワフルな走りが魅力
  5. 先進安全装備も装備は全く同じで超充実の内容だった
  6. 【維持費比較】燃料代はディーゼルの圧勝! 車両価格が高いもその差額は燃費で縮まる

マツダ CX-5特別仕様車パワートレイン比較

スタイリッシュで実用性が高く、パワートレーンの選択肢も多いマツダ CX-5が欲しいと思っているパパ・ママ。それなら特別仕様車の「フィールドジャーニー」は、アウトドアにも映えるエクステリアや、使い勝手のいいインテリアで、とても魅力的ですよね。

でもガソリンとディーゼル、どっちにしようか悩みがち。この記事では、ファミリーにはCX-5フィールドジャーニーのガソリンとディーゼルのどちらがいいのか、購入後の維持費も含めて徹底比較します。

>>マツダ CX-5のガソリンモデルが若年層から人気!? そのワケは手の届きやすい車両価格以外にも理由があった

価格差約30万円! CX-5特別仕様車「フィールドジャーニー」のガソリンとディーゼルモデル対決

まずCX-5は、全長4.5m強のファミリーにちょうどいいサイズのクロスオーバーSUVで、欧州でも高評価のスタイリッシュなデザインと、広い室内や実用性の高い荷室、オンロードでも上質な走りで大人気。パワートレーンは2.0/2.5リッターのガソリンモデルと、2.2リッターのディーゼルモデルが用意され、ディーゼルには6速MT車もあるという豊富なラインアップです。

フィールドジャーニーは全車オールシーズンタイヤを装着! 専用パーツも満載

特別仕様車のフィールドジャーニーは、スタイリッシュなだけではない、CX-5のタフな部分をしっかり強調したスタイルとなっているのが特徴。

バンパーやサイドシルの下部に、黒い樹脂パーツとシルバー塗装の加飾をあしらって、アウトドアスポーツギアのような頼もしい印象に。17インチのアルミホイールは、シブいグレーメタリック塗装となってオールシーズンタイヤを履いています。

そしてボディカラーには新色の「ジルコンサンド」も登場。鋳型に使われる砂をイメージした、鉱物的なきらめきを表現していて、自然の風景にも映えるカラーとなっています。

汚れに強いシートはフィールドジャーニーだけ!

またインテリアも、ガンガン遊べる実用性がアップ。シートは全席に汚れの強い加工が施されて、ラゲッジではリバーシブルタイプのラゲッジボードの片面に防水加工を施し、水や汚れに強くなっています。サブトランクボックス内も防水加工されているのが嬉しいですね。

走りの面でも、もともと最低地上高が210mm確保されているのに加えて、Mi-DRIVEにオフロード・モードが備わるのもこのフィールドジャーニーだけ。アクセサリーでは、アメリカ政府も認めたという、衝撃を吸収する機能を備えた「LINE-X塗装」を施したアンダーガーニッシュなども用意されています。

パワートレーンは2.0リッターガソリンと2.2リッターディーゼルが設定されました。どちらも6速ATで4WDのみです。価格はガソリンの「20Sフィールドジャーニー」が323万4000円。ディーゼルの「XDフィールドジャーニー」が355万3000円。約30万円の差があるのですが、装備内容などはどうなっているでしょうか。

>>マツダ CX-5の新グレード「フィールドジャー二ー」と「スポーツアピアランス」は何が違う!? その答えは内外装デザインとタイヤにあった

【内装比較】装備内容はほとんど同じもディーゼルだけサンルーフの設定あり

まずは室内の装備や使い勝手を比較してみます。ほぼ、装備内容は同等となっているのですが、ディーゼルのみオプションで電動スライドガラスサンルーフが設定されており、装着すればより開放的な室内に。シートはどちらも運転席10way、助手席6wayのパワーシートで、シートヒーターも標準装備です。後席左右にもシートヒーターが備わり、ステアリングヒーターも標準装備です。

USB2個は標準装備ですが、ワイヤレス充電や、ボーズサウンドシステムはどちらもオプション。8.5インチのセンターディスプレイがついており、10.25インチがオプション設定となっています。

使い勝手では、アジャスター機能付きカップホルダーやボトルホルダー付きドアポケット、アームレスト付き大型コンソールボックスなど、収納スペースはしっかり。12V電源ソケットもフロントに2個、ラゲッジに1個備わっていて、便利に使えます。

車中泊にもピッタリな広さを確保

シートアレンジは後席が6:4の分割可倒式で、ラゲッジはたっぷり大容量。荷室幅は1450mmほど、荷室長は950mmほど、荷室高は790mm(フロアボード下段時)というサイズは、アウトドアレジャーの荷物もしっかり積み込めます。フロアボードを上段にすると、後席を倒した時にフルフラットになりますので、車中泊にもOKです。

【エンジン比較】燃費はほとんど同じもディーゼルはパワフルな走りが魅力

走行性能を比較してみましょう。ガソリンの20Sは、最高出力156ps/最大トルク199Nmと、市街地でも軽やかで扱いやすく、高速走行でも十分な余裕のあるバランスの良さが魅力。どこまでも伸びていくような加速フィールが爽快です。燃費はWLTCモードで14.0km/L。走行モードにスポーツモードとオフロードモードが設定されています。

一方でディーゼルは、最高出力200ps/最大トルク450Nmと、低速からモリモリとした強大なトルクが大きな特徴。市街地でのストップ&ゴーからして余裕が生まれ、高速道路の追い越し加速なども頼もしくなる反面、加速がどこまでも続くような伸びやかさは控えめ。その代わり山坂道での力強さ、ノロノロ渋滞などでのラクさがあります。燃費はWLTCモードで16.6km/Lです。

>>マツダ CX-5とCX-8のディーゼルエンジンはイイとこ尽くめじゃない!? 長距離運転向きだが、ガソリン車より手厚いメンテナンスが不可欠だ

先進安全装備も装備は全く同じで超充実の内容だった

先進の安全装備はどちらもほぼフル装備で、夜間の歩行者検知機能もついた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキサポート」や、前方・後方の誤発進抑制機能、全車速追従機能付きのマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールなど、長距離ドライブでも安心な運転支援と、うっかりミスを防止してくれる機能がしっかり揃います。

長距離運転をサポートしてくれる機能「クルージング&トラフィックサポート」はどちらもオプションとなっています。

【維持費比較】燃料代はディーゼルの圧勝! 車両価格が高いもその差額は燃費で縮まる

では維持費を予想してみましょう。ガソリンは年に一度かかる自動車税が3万9500円。車検時にかかる重量税が4万9200円。ガソリン代は、燃費が14.0km/Lでレギュラーガソリンの平均価格が161.9円(11月17日現在)なので、500km走行するのには約5782円かかります。

対するディーゼルは自動車税が4万5000円、重量税が4万9200円。ガソリン代は、燃費が16.6kmで使用燃料は軽油です。軽油の平均価格が140.4円なので、500km走行するには約4228円かかります。走行距離が多い人なら、税金の差額である5500円くらいは取り戻せそうですね。

というわけで、装備の差はほとんどなく、走行モードにスポーツモードもあるガソリンモデルは、アウトドアテイストのデザインが好みという人や、市街地メインで走る人に向いている印象。ディーゼルは週末ごとにアウトドアへ出かけるファミリーなど、実際にガンガン使いたい人に向いている印象です。皆さんのファミリーにはどちらがぴったりか、ぜひじっくり検討してみてくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

マツダ/CX-5
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新車価格:
291万円422.5万円
中古価格:
53.6万円453.4万円

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まるも 亜希子
筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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