機械に頼らず基本設計で抑制! マツダの考える踏み間違い事故防止策とは?【未来モビリティ総研】(1/2)
- 筆者: 鈴木 ケンイチ
- カメラマン:鈴木 ケンイチ
近年多発している高齢者による「踏み間違い事故」。各メーカーがセンサーや警告などをする装置を開発・実証しているが、マツダは「ドラポジとペダル位置の見直し」という超原始的な方法で解決しようとしている。今回は、その真相を解明する。
踏み間違い事故を“高齢者”になって体感
「いかにドライビングポジションが重要か」をベースにしつつ、「高齢者のアクセルとブレーキの踏み間違い事故に対するマツダの対応」を体感する「マツダ安全装備体験会」が開催された。
ここ数年、高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違い事故は注目度が高まっており、ある意味、社会問題化しつつある。そこで実際に、高齢者と同じ身体能力を疑似的に再現し、その状態での運転を試してみようというのが、今回の狙いだ。
今や付いているのが当たり前の自動ブレーキ! でも内容ってメーカーによって違うの? その疑問をわかりやすく解説▼
新型車は高齢者にも優しい? 動きにくい身体で新旧モデル乗り比べ
「高齢者疑似体験セット」を装着すると、足はO脚になって、姿勢は前かがみになる。靴が重いこともあり、足を上げにくい。さらに足の内旋角が5度ほど悪化するというかなり動きにくい状態。足の内旋角とは、股関節とかかとを軸に足を回転する角度のこと。運転するときに、アクセル・ペダルからブレーキ・ペダルに足をひねる動作に該当し、それがやりにくくなるのだ。
そうした「高齢者疑似体験セット」を使って、マツダの旧世代の「アクセラ」と現行の「マツダ3」を乗り比べてみた。ちなみに旧世代の「アクセラ」は、マツダが現在のようにドライビングポジションにこだわる前のクルマだ。
一方、「マツダ3」は、“人間中心思想”による理想のドライビングポジションに向けて改良されたもの。つまり、悪い見本と良い見本として2台が用意されていた。
3代目プリウスオーナー必見! メーカー純正の後付け自動ブレーキはコレだ▼
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。