ホンダ フリードは2022年中にもフルモデルチェンジか まさかの仰天計画、ステップワゴンとの統合説も!?

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ホンダのコンパクトミニバン「フリード」が好調な売れ行きだ。2016年9月の現行型デビューからおよそ5年が経過したが、2021年上半期(2021年1月~6月)の販売台数は3万5000台を超えた。軽を除くランキングでは第9位に位置し、同社のMクラスミニバン「ステップワゴン」よりも上位に位置する。

そんな根強い人気を誇るフリードも、そろそろ次世代モデルの登場が気になるところだ。2022年中にもフルモデルチェンジが期待される新型フリードについて検証してみよう。

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目次[開く][閉じる]
  1. 新型フリードは、フィット・ヴェゼルに続き待望の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載
  2. アウトドアブームの流れに乗った5人乗り「フリード+(プラス)」も新型で継続
  3. ステップワゴンとの差別化はどうなる!? まさかのフリード統合説もささやかれる事態に

新型フリードは、フィット・ヴェゼルに続き待望の2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載

ホンダ フリードは、コンパクトカー「フィット」のパワートレインやプラットフォームをベースに開発されている。1.5リッターガソリンエンジンのほか、1.5リッター+ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」をラインナップする。

なお、同じくフィットを基点に派生したコンパクトSUVの「ヴェゼル」は、先行して2021年4月にフルモデルチェンジ済み。

ハイブリッドシステムも従来のi-DCDから、1.5リッター+最新の2モーター式「e:HEV(イーエイチイーブイ)」に変更し、燃費や運転性能を一段と向上させたことで好評を博している。

新型フリードについても同様に、ハイブリッドは新世代のe:HEVに変更されるのは間違いないだろう。車両重量でおよそヴェゼルより50kg程度重いフリードだが、現行型では出力特性はむしろヴェゼルよりも控えめ。こういった傾向も継承されるだろう。

アウトドアブームの流れに乗った5人乗り「フリード+(プラス)」も新型で継続

5人乗り仕様のフリード+(プラス)も、引き続き継続されるだろう。荷室部のプラットフォームを低床化したフリード+は、年々高まる車中泊やアウトドアレジャーの需要に加え、福祉車両への派生も考慮したモデルであり、今後の発展も見込まれるからだ。

現行型では純正アクセサリーによって完成する車中泊仕様も、新型ではカタログモデル化を大いに期待したいところである。

新型フリードの登場は早ければ2022年中!? ただしフルモデルチェンジタイミングは兄貴次第か

新型フリードの登場時期は現段階では不明確だが、デビュー6年を迎える2022年中には動きがありそうだ。

なお新型フリードのフルモデルチェンジ前に、兄貴分のMクラスミニバン「ステップワゴン」のフルモデルチェンジも控えている。同じホンダで、しかも近いクラスのミニバン同士とあれば、極力競合は避けたいところである。

新型ステップワゴンへの影響を配慮し、フリードのフルモデルチェンジ時期も2023年へずれ込む可能性もありそうだ。

ステップワゴンとの差別化はどうなる!? まさかのフリード統合説もささやかれる事態に

売れ行き不振を受け、兄貴分のステップワゴンとフリードがまさかの統合も!?

さて、そんな中で気になる情報も聞こえてきた。兄貴分のMクラスミニバン「ステップワゴン」の動向だ。2021年中に生産拠点が移行するタイミングに合わせ、2022年早々にもフルモデルチェンジ実施が検討されているという。しかしSNSなどでは、新型フリードとステップワゴンの統合説すらまことしやかにささやかれているのだ。

どうやらこれは、ホンダ埼玉製作所 狭山工場で生産されていたステップワゴンを、フリードが生産される埼玉製作所 寄居工場へと移管するとみられていることが、噂の発端となっているようである。

Mクラスミニバン市場を開拓した兄貴分のステップワゴン

ステップワゴンは1996年登場の初代がファミリー層を中心に支持を集め、同クラスのミニバン市場を開拓。以降、日産 セレナやトヨタ ヴォクシー/ノアなどの後発組も参入したことで、熾烈な戦いを繰り広げている。

ただし近年は、販売面で後発組に遅れをとっている状況が続く。ライバルメーカーに対し、ホンダの強みを活かしきれていないのが、現在のステップワゴン不振の理由だが、いっぽうで同じホンダ内で顧客を奪われているのでは、との指摘もある。そう、奪っているのは、誰あろうフリードのことである。

シビックのフルモデルチェンジを控え、新型ステップワゴンはこちらとの混流生産が現実的か

ホンダでは現在、世界各地で独自に最適化され造られている多数のプラットフォームを整理し、統合しようとしている。こうした流れも、統廃合の噂や憶測を呼ぶ要因となっている。

ちなみにステップワゴンのプラットフォームやパワートレインは、コンパクトカーのフィット系ではなく、どちらかと言えば上位クラスの「シビック」や「インサイト」に近い系譜にある。こちらも寄居で生産を行うモデルである。

統合説は信じがたいが、いずれにせよ新型フリードの動きは次期ステップワゴンの動向次第で決まりそうだ

折しもシビックは2021年秋のフルモデルチェンジを控えており、その流れで新規パワーユニットの共有や混流生産なども構築しやすいとも考えられる。

上でも言及した通り、新型フリードのフルモデルチェンジは、先行する老舗ステップワゴンのモデルチェンジタイミングと深くかかわってくるのは間違いない。2台の統合がもしないとしても、両モデルの動向はそれぞれしっかり注目しておくと良いだろう。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・茂呂 幸正・Honda]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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