スズキ ジムニー 5ドア仕様はホントにデビューする!? ジムニーシエラ ロング版を徹底予想、登場は2023年以降にずれ込むとの説も

  • 筆者: MOTA編集部
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以前より噂がのぼっている新型ジムニー(ジムニーシエラ)の5ドア・ロングバージョン登場説は、その後どうなったのだろうか。海外では現在も擬装(カモフラージュ)車両を用いてテスト走行を実施する姿も目撃されているというが、市販化に向けた動きはなかなか聞こえてこない。その後入ってきた新たな情報など交えながら、スズキ 新型ジムニーロングの今についてレポートする。

目次[開く][閉じる]
  1. 新型ジムニーが登場した2018年以来続く納期待ちに改善の兆し!? インドでのジムニー生産がスタートした!
  2. 2022年、ジムニーに5ドアの「ジムニーロング」誕生か!? 価格は200万円からで上級仕様も追加か
  3. 3ドアオンリーの姿勢を崩さなかったジムニーだが、スズキの大変革に期待大!

新型ジムニーが登場した2018年以来続く納期待ちに改善の兆し!? インドでのジムニー生産がスタートした!

2018年7月のフルモデルチェンジ以来、「スズキ 新型ジムニー・ジムニーシエラ」(JB64/JB74型)は、相変わらず1年前後の納期待ちを抱える人気となっている。

2021年1月20日には、スズキのインド子会社「マルチ・スズキ社」は、ジムニー(ジムニーシエラ)の生産・輸出開始を発表。インド生産のジムニーは、主に中南米や中東、アフリカなどへの輸出向けがメインとなり、生産台数も増加した。

インドでの生産開始でジムニーの国内販売台数も増加!?

ただし、インドでのジムニー生産も開始したものの、日本のスズキ湖西工場で行われていた新型ジムニーの生産枠は相変わらず予定がぎっしりと埋まったままだ。

生産ラインの効率化を図ったことで生産ペース自体は上がったため、納期は少し縮まったというから、納車待ちのユーザーには朗報である。しかし噂のジムニーロングなどのジムニー派生モデルを追加生産する余裕まではまだ当面つくれそうにないという。

2022年、ジムニーに5ドアの「ジムニーロング」誕生か!? 価格は200万円からで上級仕様も追加か

スズキ社内では時機尚早との声も!? 2022年にジムニーロングは出てこない模様

結論から伝えると、残念ながら2021年末から2022年にかけ、ジムニーロングが市場投入される予定はなさそうだ。

スズキ関係者への取材によると、現在はまだまだ続く世界的な需要への対応が最優先となっており、追加グレードや派生モデルといった展開も、タイミングを見計らっている状況にある。

自動車部品供給の遅れがジムニーの商品計画にも影響を及ぼしていた

ただし、スズキのジムニー商品計画リストの中に、5ドア版ジムニーロング追加設定の項目が引き続き含まれているのは確かだろう。当初、生産状況が落ち着くであろう2022年以降の登場も予想されていたが、コロナ禍の影響に伴う自動車部品の供給遅れや半導体不足がなかなか解消されない中、スズキも含め各社の商品計画にも影響を及ぼしている。

そもそも、以前から懸案事項となっている納期遅れも相変わらず抜本的に解消されないままであり、新たにラインナップを追加することは残念ながらあり得ない。

ジムニーロングの計画は2023年以降に先送りされ、やがて訪れるジムニーシリーズのマイナーチェンジのタイミングに合わせられるか、気長に検討が続けられることとなりそうだ。

デビューは2023年以降!? ジムニーロング5ドアを大胆予想!

さて、まだ見ぬジムニーロングは、どのようなスタイルとなるだろうか。

ベースとなるジムニーシエラは、1.5リッターエンジンを搭載。ボディサイズは全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mm、ホイールベース2250mmだ。

ジムニーロングはホイールベースを300mm程度延伸し、5ドア化。後席の足元空間や荷室空間を大幅に改善する。

エンジンについては、Sエネチャージによるマイルドハイブリッド化を始め、重量増を補うターボチャージャー追加も期待されるが、現段階では正確なところは不明だ。特に実燃費や走行性能改善に寄与するマイルドハイブリッドについては、他のジムニーへの早期展開にも期待したい。

2021年11月現在、ジムニーシエラの車両本体価格は179万3000円から208万4500円。ジムニーロングは、+30万円高前後の設定で、さらに小さなメルセデス・ベンツ Gクラスを想わせる上級仕様が追加されることも期待される。

予想イラストではその上級仕様をイメージし、3ドア版とは異なるフロントグリルを装着した様子を描いているので参考にして欲しい。

3ドアオンリーの姿勢を崩さなかったジムニーだが、スズキの大変革に期待大!

小さくて本格派だからこそカッコいいジムニー

1970年の初代ジムニー誕生以来、歴代のジムニーにはフロント2ドアの仕様しかない。むしろそのコンパクトさこそがジムニーの特徴でもある。

しかも乗用車をベースにしたSUVとは異なり、ジムニーはもっと本格的なオフロード向け四輪駆動車だ。特殊なラダーフレーム構造と縦置きエンジンレイアウトで、過酷な路面状況を乗り切る性能を有している。今では世界でも希少な存在で、ましてや小型車・軽自動車としてはほぼ世界唯一と言って良い。

その唯一無二な個性で、ジムニーは長年に渡り世界で愛され続けているのだ。

小さいのが魅力のジムニー、でも後席のドアは欲しいという需要も根強い

新型ジムニーの大ヒットは、昔から変わらない小型本格オフローダーという特殊性が、現代においては新鮮に映ったことが大きい。従来からの根強いファンからの支持に加え、新たな需要を掘り起こした。

そして新型ジムニー・ジムニーシエラがデビューした2018年時点からSNSなどでささやかれ続けていたのが、ホイールベースを延長した「ジムニーロング」追加の噂だった。

3ドアでは小さすぎるが、後席ドアを持つジムニーロングがあれば購入したい、と考える潜在的な需要が少なくないことが、新型ジムニーロングへの反響の大きさからうかがえる。

世界の本格的なオフロード四輪駆動車、アメリカのジープラングラーや、ドイツのメルセデス・ベンツ Gクラスも、当初は2ドア車がベースだった。しかし後席ドアを追加したロングバージョンを用意したことで、むしろ現在ではそちらが販売の主流となっている。タフな性格はそのままに、実用性も確保したことで需要も大きく拡大した。

同じことが今、新型ジムニーにも求められている。スズキの決断に期待したい。

[まとめ:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

<初出:2021年5月9日/2021年11月20日加筆修正>

スズキ/ジムニー
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19.8万円415万円

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MOTA編集部。現在総勢9名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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