音声ナビ、ドライブレコーダー、車載Wi-Fiなどが一体に! 新感覚カーガジェット パイオニア『NP1』を試してみた

画像ギャラリーはこちら

パイオニアの新商品『NP1(エヌピーワン)』。音声ナビやドライブレコーダーだけでなく、車載Wi-Fiなど様々な機能が盛り込まれた最新カーガジェットだ。どれほど便利なものかを確かめたくなった私は、NP1の持つ魅力を知るために、実際に使用しテストドライブに出かけてみました。

目次[開く][閉じる]
  1. 何ができるの『NP1』?
  2. 画面なしでも快適!? NP1のナビゲーション機能をチェック
  3. 離れている人と映像が共有ができるドライブレコーダー機能
  4. 車内Wi-Fiスポットとしても使える!
  5. これからの時代のスタイルになりそう

何ができるの『NP1』?

2022年3月2日にパイオニアから発売された新商品『NP1』。フロントウインドウに設置された本体を一目見たところ、前背面にカメラが備わっていることもあり、ドライブレコーダーのようにも思えるスタイリングをしている。

確かにドライブレコーダー機能も備わっているが、その中身はスマート音声ナビや第三者とスマートフォンを通じて運転状況を共有できるドライブコール、周辺スポットを紹介してくれるドライブトピック、さらには車内Wi-Fi機能の追加などなど、盛りだくさんの内容が1つにまとめられた新感覚のガジェットだった。

とはいえ時代の一歩先の行くような斬新な内容となっているため、どれだけ便利で楽しいモノなのかを想像することも難しい。そこで身を持って確かめたくなった私は、NP1の持つ魅力を知るために、実際に使用しテストドライブに出ることにした。

画面なしでも快適!? NP1のナビゲーション機能をチェック

まずはナビゲーション機能からテストを行ってみた。

運転席に座り本体に向かって「エヌピーワン」と言うと本体が起動、続けて目的地スポットを伝えると自動認識し、ベストなルートの案内を始める。本体にはモニターなどがないため、基本的には音声案内のみでナビゲーションされる。

当初、音声のみの指示でナビが成立するのかという疑問を持っていた。しかし、実際にNP1を使ってみると、違和感もなくナビゲーション通りにドライブすることができた。オススメの走行車線も教えてくれるので、それに習って運転していれば直進や曲がる際にも慌てることがない。

さらにスマートフォンの専用アプリと連動することで、地図案内や文字案内もできる。購入時はアプリの地図も立ち上げることはあるだろうが、音声案内だけでのナビにすぐ慣れてしまうことだろう。

それと声の認識性能が高いこともポイントだ。任意で指向性を調整することができ、ドライバーからの声だけをしっかりと聞き取ってくれる。また、話したことは誤認せずに一発で音声検索をしてくれる点は、さすがは長年ナビゲーションシステムを開発してきたパイオニアだと感じさせる。

もはや手入力には戻れないなと思わずにはいられなかった。

AIがドライバーに最適なスポット情報も教えてくれる

NP1は学習機能を持つAIを搭載しており、使っていくうちにドライバーの好みや傾向などの思考を分析、それによって時間や距離優先での道案内をドライバーに合わせてくれる。

さらに、パイオニア自社データベースを活用した周辺オススメスポットをドライブ中に教えてくれるほか、グルメ情報サイト『Retty』とも連携しているため、詳しいお店検索を行うこともできる。

試しに「エヌピーワン! 近くのラーメン屋を教えて!」と音声検索したところ、目的地までの道すがらにあるラーメン屋を3件を挙げてくれた。観光スポット情報は随時エリアやスポットが増やされていく予定とのこと。

離れている人と映像が共有ができるドライブレコーダー機能

ドライブレコーダーの機能もNP1の大きなポイント。ドライブレコーダーの録画データは、本体に差し込んだmicroSDカードに随時保存されるだけでなく、衝撃などの異常検知時にはクラウドストレージへ自動保存も行われる。駐車時のいたずらや事故など他車とのトラブル時にも助けられることだろう。

と、ここまでは一般的なドライブレコーダーと同様なのだが、『ドライブコール』という機能が面白い。

これは、離れている人がスマートフォンを介してNP1で撮影された映像が観られたり、音声通話を行えるというもの。遠隔での道案内などを目的としたものだが、助手席に座っていなくとも同じドライブシーンを共有でき、同じ時間を楽しむことができるのだ。

映像は前方・室内どちらも映し出せる。帰宅時に家族とコミュニケーションを取ることや、友人らの家に向かう際など便利に使えるだろう。

車内Wi-Fiスポットとしても使える!

別途の通信契約を結ぶことで、NP1を通信制限なしLTEデータのWi-Fiスポットとしても使うことができる。1日550円からのプランが用意されており、スマートフォンから簡単に申し込みをすることができる。

家族旅行で子どもたちに動画サイトをみせたり、仕事で容量の大きいデータの送受信を行う際など色々と活用できそうだ。

これからの時代のスタイルになりそう

NP1を使ってみて、ナビやドライブレコーダーなどこれまで日常的に使用していたシステムのさらに先を進んでいる装備だということが分かった。

3ヶ月に1度のインターバルで自動アップデートが行われることや、搭載しているAIが学習するため、走行を重ねるほど成長していくということも楽しい。

スマートホーム家電の操作などが可能なAmazon Alexa(アマゾン アレクサ)との連動もスタートする。すでにアレクサと繋がっている家庭内の電子機器を遠隔操作ができるようになるなど、ますます便利になる。

共にカーライフを歩み、10年、20年先に、成長したNP1が離れられない存在となっていることも想像することができる。これは車内で楽しむ新しいスタイルのエンタテインメントシステムだと感じた。

最近のクルマは、インパネにオーディオやナビゲーションシステムが後付けできないモデルも増えている。だからこそ、様々なことに使うことができるオールインワンガジェット、NP1を導入することはこれからの時代のスタイルなのかもしれない。

・希望小売価格6万5780円(税込)

・通信+サービス利用料1年分付/SIM同梱。別途出張取り付けサービスも行っている

>>パイオニア『NP1』のオフィシャルページはこちら

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

小松 男
筆者小松 男

中古車屋を廃業した後、出版社へ勤務。乗り物系を中心に数誌の雑誌編集長を務めた後、フリーランスへ転身。国内外ブランド、大小、モデルタイプを問わず、乗り物ならば何でも乗りたがる性分の元祖雑食系。好きなものは、車、バイク、自転車、飛行機、船、列車、美味しいもの、お酒、ジョギング、水泳、DIY、買い物など。反面嫌いなものはないというデラックスポジティブ派。出不精かつ出たがりという二面性を持つ昭和52年式。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる