【2020年夏版】新型「ルークス」や王者「N-BOX」など、 各社のスーパーハイトワゴンの先進安全装備をランク付け!【I LOVE 軽カー】(2/2)
- 筆者: 工藤 貴宏
先進安全装備の充実度と性能水準は、軽自動車もかなりのところまできている
勘違いして欲しくないのは、このランク付けは2020年7月現在のもので、今後の各車のアップデートによって入れ替わるということ。スペーシアの評価が振るわなかったのはデビュー時期が2017年末とN-BOXの次に設計が古く、さらに2019年末にシステムをアップグレードしたN-BOXと異なりデビュー以来システムの改良がおこなわれていないことの影響が大きい。先進安全システムは進化速度が速いので、新型車が出ればそれ以前のモデルの性能はどんどん古くなってしまうのだ。
1年後に同じランク付けをしたら、順位は大きく入れ替わっている可能性が大きい。
それに関してもうひとつ。今どきのスーパーハイトワゴンは先進安全装備の採用がどんどん広がり、性能水準も着実に上がっていること。わずか5年前には、衝突被害軽減ブレーキを備えるだけで性能に関わらず高評価だった。それがいまでは、付いているのが当然である。先進安全装備の充実度と性能水準は、軽自動車もかなりのところまできているのだ。ホンダや日産などは、上級モデルと同じ性能としているといえば、各社の力の入れ方がイメージできるだろう。
ACCでも日産・三菱が現時点でトップ
ところで、安全系ではないが、運転支援システムのACC(アダプティブクルーズコントロール)にも触れておこう。これは、高速道路でドライバーがアクセル/ブレーキ操作をしなくても前を走る車両に合わせてクルマが自ら速度を調整するこの仕掛けだ。近年、軽自動車にも採用が広がっている。
その機能性でも現時点でトップと言えるのが、日産 ルークスと三菱 eKスペース/eKクロススペース。渋滞時の低車速、そして完全停止時の停止保持までおこなう(ドライバーは再発進時に発進の合図だけすればいい)。ただし、装着できるグレードはかぎられている。
いっぽうN-BOXは渋滞には非対応で停止保持も行わないが、全車に標準装備する心意気が凄い。軽自動車ファンとしては、これも高く評価したい。
[筆者:工藤 貴宏]
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