伝説のフェアレディZ 運河越えも! 刑事ドラマ「西部警察」カースタント3選(4/4)

  • 筆者: 遠藤 イヅル
  • カメラマン:株式会社石原プロモーション・トミーテック・MOTA編集部/イラスト:遠藤 イヅル/製作著作:株式会社石原プロモーション
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これぞ伝説中の伝説、フェアレディZの運河越え! 「西部警察」第104話『栄光への爆走』

3つめは、これも外すことができない名シーン「フェアレディZの大ジャンプ」。

パート1・第104話「栄光への爆走」(昭和56年11月15日放映)で披露されました。犯人が乗ったS30型フェアレディZが逃走する際、なぜか工事現場に突入、そしてなぜか工事現場にあったスロープを使って、運河を越える大ジャンプを敢行するのでした。フェアレディZは見事に運河を飛び越す……かに見えるのですが、実際のカースタント撮影では着地の際に姿勢を崩し、派手に車体後部をクラッシュしてしまいます。でも放映された次のシーンでは……いやいや、やはりこの先の顛末は観てのお楽しみ。

なお劇中、フェアレディZが2シーターになったり2by2になったりするのはご愛嬌です(笑)。

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豪快過ぎるカースタントにただただ拍手

この大ジャンプ、フェアレディZに乗っていたドライバーは大丈夫だったのか、と心配になる程にクラッシュするのですが、運転していたスタントマン・三石 千尋氏は、脊髄圧迫骨折で40日も入院することになりました。

ロケ場所は都会のど真ん中、港区芝浦。今も当時のまま残る東京ポートボウル至近の道路から、幅30m(現在は護岸工事で幅が狭くなっている)もの芝浦運河を飛び越えたのですから、ただただ驚き。

ちなみにそのアクシデントシーン自体も、のちのTVシリーズのオープニング映像にてしっかり放映されているあたりも豪快過ぎます(笑)。

[イラスト&レポート:遠藤 イヅル/撮影:株式会社石原プロモーション・トミーテック/イラスト:遠藤 イヅル/製作著作:株式会社石原プロモーション]

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筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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