中古車のガリバー、販売車両の放射線量を自主チェック開始
全国420のガリバー全店舗で放射線測定器を配備、自主検査を開始
中古車買い取り・販売の大手、ガリバーインターナショナルは、全国の約420のガリバー全店に放射線測定器を配備し、販売車両の放射線検査を2011年12月21日より開始すると発表した。また、ガリバーが設定した放射線量基準値(0.3マイクロシーベルト/毎時)を超える車両は、ユーザーへ販売しないポリシーとした。
ガリバーではこれまで、「全車保証付き」「納車後の返品サービス」「修復歴車の販売なし」といったポリシーを明示し、中古販売車両の品質レベルを高めることで、中古車に対するユーザーの不安や不信感を払拭する企業努力を続けてきた。そんな中、東日本大震災で発生した福島原発事故。その放射能汚染の影響に対し不安視する声に応えるべく、食品業界などで行われる放射線対策を、他社に先駆けて実施することを決めた。なお中古車業界において、中古車の販売車両に対する放射線量の基準値等は、現時点では定まっていないという。
ガリバーでは今後、中古車の納車時に「放射線検査完了通知書」を発行し、ユーザーに渡す予定だ。
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