ブリヂストン、同社初の市販用ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」発売
ブリヂストンは、ランフラットタイヤを同社の市販用タイヤとして初めて(※)発売すると発表した。
商品名は「POTENZA S001 RFT(ポテンザ エスゼロゼロワン アールエフティー)」。発売開始は7月1日、発売サイズは全4サイズ。
地球規模で環境意識が高まり、車両の軽量化や小型化が加速する自動車業界において、同社はスペアタイヤ(応急用タイヤ)を不要とするスペアタイヤレス化を、安全・環境に優しいという特徴を持つランフラットタイヤにより、大きく前進させることができ、車社会に大きく貢献できると考えている。
※新車装着用タイヤとしては、これまでも採用されている。
ランフラットタイヤの特徴
・パンクした際の走行安定性
・パンクした際に危険な路上作業をせずに安全な場所まで移動できる
・路面と接するタイヤトレッド部だけでなく、タイヤサイド部の損傷に対してもパンク時走行が可能
ランフラットタイヤの進化
ブリヂストンのランフラットタイヤは、タイヤサイド部に補強ゴムを使用したサイド補強型であるが、タイヤサイド部が厚く硬いため、1987年の量産開始当初は、乗り心地がノーマルタイヤに比べ硬くなる傾向にあった。
2005年以降はサイド補強ゴムに改良を加え乗り心地を改善しているが、2009年にさらに乗り心地を改善する技術として「熱をコントロールする技術」の開発・実用化に成功した。
「POTENZA S001 RFT」の商品特徴
・「熱をコントロールする技術」として、「新サイド補強ゴム」「クーリングフィン」を採用し、「POTENZA S001」(ノーマルタイヤ)と比べても遜色ない乗り心地を実現
・2010年に発売し、多くのユーザーに高評価を得た「POTENZA S001」と同様、高次元のドライ・ウェットパフォーマンスを発揮。
なお、「POTENZA S001」は新車装着用タイヤとしても「フェラーリ458 Italia」や「アストンマーティンRapide」「LEXUS LFA」に採用されている。
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