三菱自、電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」の予約受付を開始

三菱自動車は、本年末までに発売を予定している軽商用電気自動車「ミニキャブ・ミーブ（MINICAB-MiEV）」の予約受付を、本日、4月1日（金）から販売会社にて開始したと発表した。

軽商用車「ミニキャブバン」をベースにした「ミニキャブ・ミーブ」は、「アイ・ミーブ（i-MiEV）」に続く同社の新世代電気自動車の第2弾だ。

「アイ・ミーブ」の開発で得られた技術やノウハウを最大限に活かし、商用車として要求される実用性や走行性能を確保するとともに、信頼性・耐久性やコストパフォーマンスを重視して開発が進められている。

また2010年10月から、ヤマト運輸株式会社と実証走行試験車を用いて実用性を確認しているという。

「ミニキャブ・ミーブ」は、ユーザーニーズに合わせて選択できるよう、総電力量が異なる2種類の駆動用バッテリーが設定される。

バッテリーは、「10.5kWh仕様」と「16.0kWh仕様」の2つで、10.5kWh仕様はJC08モードでの充電走行距離が約100km、16.0kWh仕様は同じくJC08モードでの充電走行距離が約150kmとなっている。

価格については、経済産業省の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助事業」の補助金制度が、本年度も2010年度と同様に継続されることを前提に試算した場合、ユーザーの実質的な負担額がそれぞれ10.5kWh仕様で約170万円から、16.0kWh仕様で約205万円からとなるよう設定される予定だ。

販売については現行の「i-MiEV」と同様、メンテナンスリースおよび現金販売が予定されている。