ジェイテクトグループ会社、省エネに貢献する次世代電磁弁を新開発


ジェイテクトフルードパワーシステム 電磁弁の低電力化を実現

株式会社ジェイテクトのグループ会社である株式会社ジェイテクトフルードパワーシステムは、油圧ユニットに搭載される電磁弁の低電力化を実現し、省エネに貢献する次世代電磁弁を新たに開発いたしました。


株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、取締役社長:佐藤和弘)のグループ会社である株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム(本社:愛知県岡崎市、代表取締役社長:岡安高雄、以下「ジェイテクトフルードパワーシステム」)は、油圧ユニットに搭載される電磁弁の低電力化を実現し、省エネに貢献する次世代電磁弁を新たに開発いたしました。
電磁弁とは、電気により磁力を発生させ、そのON・OFFにより油の流れる方向を切り換え、油圧シリンダーなどのアクチュエーターを動作させる機能を持ったバルブです。



【次世代電磁弁の開発経緯】
世界的なカーボンニュートラル達成に向け、とりわけCO2排出量が多い製造業では、脱炭素への取り組みが強く求められています。それに伴い製造現場では、省エネに貢献できる設備や部品のニーズが高まっています。
ジェイテクトフルードパワーシステムは、設立以来、長年の油圧機器製造で培った技術を生かし、工作機械向けを中心に電磁弁の省エネ化に取り組んでいます。そしてこのたび、銅線に電流が流れることで磁力を発生する電気部品であるソレノイドのさらなる高効率化で、消費電力従来比30%減を実現する次世代電磁弁を開発しました。

【開発品の特長と嬉しさ】
従来の電磁弁は、磁気回路を形成するソレノイドの部品間に生じる隙間で磁束の流れが悪くなったり、部品間の接触面積が小さいことで磁束が絞られたりすることなどにより、磁気回路上で電力をロスする傾向がありました。
そこでジェイテクトフルードパワーシステムは、磁場解析技術を活用し、磁気回路構成見直しによる部品間の隙間制限や接触面積増、部品の一体化などソレノイドの高効率化への工夫を重ね、消費電力従来比30%減を達成しました。
5台の電磁弁を使用する設備を100台設置する工場の場合、すべてを本電磁弁に切り替えることで年間1.1tonのCO2削減効果が見込めます。(当社試算)





【参考】
ジェイテクトフルードパワーシステムが開発した省エネ油圧ユニット「トヨパックECOII+(プラス)」は、インバータ制御により消費電力従来比50%削減を達成しており、このたび開発した次世代電磁弁と組み合わせることで、より一層の省エネやコスト低減を実現します。



【今後の展望】
製造業における脱炭素への要求が今後もますます高まる中、ジェイテクトフルードパワーシステムは今後も油空圧機器をはじめ、検査試験機や自動車部品においても省エネに寄与する製品開発を進めていきます。
ジェイテクトフルードパワーシステムは、これからも地球環境にやさしい製品を開発・提供することで、「地球のため、世の中のため、お客様のため」に貢献し、より良い未来づくりに邁進してまいります。

【株式会社ジェイテクトフルードパワーシステムの会社概要】
所在地 〒444-3592 愛知県岡崎市鉢地町字開山45番地
設立    1958年2月1日
主たる業務 油圧・空気圧・自動車部品、各種検査試験機の製造・販売
従業員 410名 (2023年9月1日現在)
URL    https://www.jtekt-fluid.co.jp


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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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