Carstay、振興EVメーカーHW ELECTROと日本初の本格EVキャンピングカー「moonn.」ブランドの「T-01」先行予約・販売を開始


~ 超大容量バッテリー搭載、“動くリビング”のような快適で上質な移動空間を提供 ~

キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービス、車両製造・リノベーションなど国内最大級のバンライフ※1のプラットフォーム事業を展開するCarstay(カーステイ)株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:宮下晃樹(みやした こうき))は、HW ELECTRO(エイチダブリュエレクトロ)株式会社(本社:東京都江東区 代表取締役社長:蕭偉城(ショウウェイチェン)とEV(電気自動車)キャンピングカー「moonn(ムーン).」ブランドの「T-01(タイプ ワン)」を共同開発し、先行予約を開始しました。EVキャンピングカーの販売は日本初※2となります。予約はCarstayホームページ内で開始しました。(https://carstay.jp/ja/mobilab/)




「T-01」は、HW ELECTROが生産する100%電力で走行し二酸化炭素排出量がゼロの中型EVバン「ELEMO-L(エレモ エル)」をベース車両とし、Carstayが荷室スペースに大型家電やベッドなどを設置した“リビング”を架装、走行用のメインバッテリーに加え、ソーラーパネルや外部電源から給電できるサブバッテリーなどを搭載した本格EVキャンピングカーで、様々な用途での利用が可能です。

Carstayは「T-01」を今後1年間で20台の販売を目指します。

「T-01」には43.5kWhの走行用メインバッテリーだけでなく、後部荷室の“動くリビング”には、車両の天井部分「ルーフ」に設置した370Wの大型ソーラーパネルから充電可能な200Aのサブバッテリーに接続し、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、IH調理器など生活に欠かせない家庭用電化製品の使用が可能です。また、100Vの家庭用電源を装備しているため、冬には車載または家庭用ヒーターで暖をとることができ、パソコン、スマートフォン、テレビ、電動キックボードなど、あらゆる電化製品の利用と充電が可能です。

走行用バッテリーは普通充電で約8時間で満充電に、サブバッテリーは外部電源で約7時間で満充電にすることができます。
「T-01」に完備したベッドは、固定のシングルからセミダブルサイズに拡張ができ、大人2名が就寝可能です。

販売価格は1,150万円~(税込)を予定。

「moonn.」は、Carstayの製造拠点「Mobi Lab(モビラボ).」(神奈川県横浜市)でのキャンピングカー・ブランド「SAny(サニー).」に続くもので、「T-01」は「ELEMO-L」をベースとしたEVキャンピングカーです。Carstayはキャンピングカーのカーシェアと車中泊スポットのスペース・シェアサービスとともに、キャンピングカーの製造と販売にも主力事業として注力します。

Carstayの「moonn.」は、持続可能な未来と、動くことが“可”能な“動産”「可動産(かどうさん)」やバンライフの新時代にこれまでの“足”としての移動手段以上に、自動車が基盤となり、生活に深く「未来の暮らし」に浸透する「MaaS(マース)(Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)」到来を見据えた車両で、持続可能な社会に向けた、温室効果ガスの排出量が実質ゼロの地球環境に優しい本格的なEVキャンピングカー・ブランドです。Carstayは、EVを移動手段にとどめず、滞在手段にもなる付加価値を提供し、「可動産」を象徴するキャンピングカーとして、モビリティを通じた幅広いライフスタイルを提供するために「moonn.」を開発しました。
 
「moonn.」の由来は、新時代の可動/移動性「MObility Of New Normal」のアルファベット頭文字をとった名称と未来感を示す「Moon(月)」の語感を掛け合わせています。


「T-01」は、ブランド名「moonn.」を体現するスペースシャトルのようなデザインの車両で、外装はHW ELECTROの「ELEMO-L」のデザインを採用、内装はCarstayの「Mobi Lab.」で設計・デザインし、架装しています。宇宙旅行のような非日常的な時間を家の中で過ごしているかのように、内装の壁紙は上品な藍色で落ち着きがあり、天井には温かみを感じられる上質な材質で板張りを取り入れています。たとえ月ほどの遠方へ旅立ったとしても、EVならではの大容量バッテリーと“動くリビング”のような車内により、快適に過ごせる空間設計になっています。







「T-01」はEVを販売しているカーディーラーや、スーパー、コンビニ、道の駅など商業施設など全国各地21,000か所以上で充電することができます。

車中泊では、従来のキャンピングカーよりも大容量の電気が使えるほか、夏や冬季、家庭用エアコンやヒーターなどが搭載されていないガソリンやディーゼル車がベースのキャンピングカーでの悩みだった、アイドリングによるエンジンの騒音や排出ガスの課題が解消できます。

「T-01」の乗車定員は2人、充電一回あたりの走行距離は約270キロ。最高速度は時速90キロ、車高は2045mmのため、立体や地下駐車場に停めることが可能です。

今回、Carstayは、「ELEMO-L」の約7平米の荷室スペースが、大人2名が快適に滞在することができる、キャンピングカーの車内空間として十分な広さがあると考え、日本初の本格EVキャンピングカー「T-01」のベース車両としました。

今後もCarstayとHW ELECTROは「T-01」を皮切りに、EV業界で環境に配慮したキャンピングカーの共同開発を進めます。


Carstayの「moonn.」は、地球温暖化や災害などの環境問題、現在の車中泊やバンライフの課題を解消するだけでなく、未来のバンライフ社会への道のりを切り開くキャンピングカー・ブランドを目指します。今後もモビリティを軸にした日本のレジャー、ライフスタイルとしてのバンライフ文化を支える中心的な存在を目指し、キャンピングカーの製造事業に取り組みます。

なお、「T-01」の空間設計では、Carstayのビジネスパートナーである、SKY Bridge(スカイ ブリッジ)合同会社(本社:東京都狛江市、代表取締役:樋口 翔一)も携わっています。



※1 バンライフ: 車を通じた旅や暮らしにより“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイル。

※2 2023年8月4日時点 Carstay調べ


<< 参考情報 >>

◆ 「T-01」の主な装備
<主な標準装備>
・サブバッテリー: リチウムイオン蓄電池 容量200A(外部電源から充電可能)
※インバーターなど他電装系含む
・100V電源: 車内3口(カウンターテーブルに2口、キッチンに1口完備)
・電子レンジ: 20Lのオーブンレンジ「BALMUDA The Range(バルミューダ・ザ・レンジ)」
・冷蔵庫: 73Lの家庭用冷蔵庫「Chiiil(チール)」(日立製)
・カウンターテーブル: 幅37cm×長さ189.7cm×高さ63cm(飲食、書類やPC作業など)
・ベッド: 97cm×195cm シングルサイズ固定(120cm×195cmのセミダブルに展開可能)
など
<追加オプション>
・太陽光パネル: 370Wのフレキシブルソーラーパネル、MPPT制御型ソーラー充電コントローラーを設置
・ルーフエアコン: Dometic(ドメティック)パーキングクーラー24V
・ルーフベント: マックスファンを設置。吸気、排気共に10段階の風量調節とサーモ機能により車内を快適な環境に維持
など

◆ 「ELEMO-L」のサイズや仕様
・サイズ: 全幅1850mm、全高2045mm、全長5457mm
・最大積載量: 1250kg(乗員2名含む)
・一充電走行距離: 270km
・最高速度: 90km/h
・バッテリー: LFP/43.5kWh
・充電時間: 急速充電(30~80%)30分、通常充電(0~100%)8時間
・タイヤサイズ: 195/75R16LT
・ハンドル位置: 左(今後、右ハンドルモデルも発売予定)

◆ EVとキャンピングカーが融合する未来について
日本でのキャンピングカーは毎年増加傾向で、2022年の累計保有台数は過去最高の145,000台(日本RV協会調べ)になりました。Carstay独自調査では現在(2023年7月)、日本の車中泊/バンライフ人口は約100万人以上と推定しています。
昨今、地球規模での異常気象も多く、地球温暖化対策は急務となっており、EUでは2035年までに「全ての新車をゼロエミッション化」することを決定するなど、温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする方針を背景に、キャンピングカー業界では大型EVバンをベース車両にした次世代のキャンピングカーの開発を進めています。しかし、日本のキャンピングカー業界では、温室効果ガスの排出量削減に向けた車両販売がなく、キャンピングカーのEV化に遅れをとっているのが現状です。
心地よい自身の“家”や“ホテル”のようなプライベート空間を動かす感覚での独特な旅行、アウトドアが快適に楽しめる旅行手段、さらには未来のライフスタイルとして、車を基盤とした新たな旅やライフスタイル「バンライフ」と、キャンピングカーに加え「可動産」としての市場規模は、今後も増加すると見込んでいます。
夏休み期間中(2023年7月下旬~8月)のCarstayのキャンピングカーのカーシェアと車中泊スポットの予約数は前年比2倍増で、過去最高の売上高の達成を見込み、今後も年々伸びると見込んでいます。
キャンピングカーのEV化により、ほぼ不自由なく電気を使うことができ、車は今後「動くホテル」「動くオフィス」「動く住居」など従来のキャンピングカーを越えた役割を担うことができることから、あらゆる業界での応用利用を想定、キャンピングカー/可動産での生活や旅行「バンライフ」の世界観はより一層拡大します。


■ Carstay株式会社について
Carstay株式会社は「誰もが好きな時に、好きな場所で、好きな人と過ごせる世界をつくる」というミッションを掲げ、キャンピングカーのレンタル・カーシェアと車中泊スポットのスペース・シェアリングサービス、車両製造・リノベーションなど、国内最大級のバンライフ事業を展開する「MaaS」のスタートアップ企業です。2019年1月に車中泊スポットのスペースシェア、2020年6月にキャンピングカーのカーシェア・サービスを開始。全国各地に車中泊スポットは約340箇所、キャンピングカーシェアの登録車両は約460台です。
2022年10月には、車をキャンピングカー仕様に改造するためのDIYスペース、キャンピングカーの製造・改造・修理などを手掛ける「Mobi Lab(モビラボ).」事業も開始しました。( https://carstay.jp/
 
■ HW ELECTRO株式会社について
HW ELECTRO株式会社は、「環境問題」と「社会貢献」の視点から「The Essential Piece of Mobility(人に、社会に、不可欠なピースであるために)」をコンセプトに、次世代の多用途商用EV「ELEMOシリーズ」の車両の開発・製造と販売を行うファブレスメーカーです。2021年4月に国内で初めて輸入小型EV商用車としてナンバーを取得し、2021年7月24日より「ELEMO」、11月20日より「ELEMO-K」の販売を開始いたしました。そして2023年7月末から、中型バン「ELEMO-L」を販売開始しました。( https://hwelectro.co.jp/


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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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