トヨタ、量販型燃料電池バス「SORA」を発売…2020年の東京五輪までに100台以上導入へ

トヨタは、燃料電池バス(FCバス)SORAの型式認証をFCバスとして国内で初めて取得し、2018年3月7日より販売を開始した。今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京を中心に100台以上のFCバス導入が予定されている。

新型SORAには、社会のために働くクルマであるからこそ、環境に配慮するとともに、災害時に電源として利用できる「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用した。新型SORAに乗るすべての利用者にとって「移動」がチャレンジするための障害ではなく、夢を叶えるための可能性になってほしいとの想いから、人を中心に考えたユニバーサルデザインと機能を採用した。

新型SORAのボディサイズは、全長10525mm、全幅2490mm、全高3350mmで、定員は座席22人、立席56人、乗務員1人の79人となる。

>>新型SORAの内外装デザインを画像で見る(10枚)

デザイン

・従来の路線バスに見られる六面体(箱形)から大きく異なる立体的な造形を追求し、前後ランプにLED採用、一目でFCバスとわかる特徴的なデザインとしている。

高い環境性能とFCならではの嬉しさ

・燃料電池自動車「MIRAI」向けに開発したトヨタフューエルセルシステムを採用し、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能と、騒音や振動が少ない快適な乗り心地を実現した

・大容量外部給電システムを搭載し、高出力かつ大容量の電源供給能力(最高出力9kW、供給電力量235kWh)を備えており、災害時に電源としての利用が可能

すべての人がより自由に移動できるための、ユニバーサルデザインと機能

◇自動格納機構付き横向きシート(日本初)

未使用時には自動的に格納されるシートを採用し、ベビーカーや車いす利用者と一般利用者の居住性を両立させた。

◇視界支援カメラシステム(バス周辺監視機能)(日本初)

車内外に配置した8個の高精細カメラの画像を運転席モニターに表示。さらに、バス停車時には周囲の歩行者や自転車などの動体を検知し、運転手へ音と画像で知らせる「視界支援カメラシステム」を搭載し、安全性を向上させている。

◇加速制御により、安全性を向上(日本初)

モーター走行により変速ショックがないことに加え、急加速を抑制し緩やかな発進を可能とする加速制御機能を採用し、車内で立っている利用者の安全性に配慮した。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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