マツダ、SKYACTIVを全面採用した新型「CX-5」が米国IIHSの衝突安全試験で最高評価を獲得

マツダは、米国向けの新型「マツダ CX-5」が、米国保険業界の非営利団体である米国IIHS(道路安全保険協会)による衝突安全試験で最高等級の「トップセーフティピック2012」を獲得したと発表した。

IIHSによる衝突安全試験は、時速40マイル(約64km/h)のオフセット前面衝突、時速31マイル(約50km/h)側面衝突、時速20マイル(約32km/h)での後面衝突時の頚部(けいぶ)保護性能試験、ルーフ強度の4つの試験を行い、車体の変形や安全装備の作動具合から乗員の保護性能などを検証し、4段階(GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可))で評価される。

そして、4つの試験すべてにおいて「GOOD(優)」と評価されたクルマが、「トップセーフティピック」に認定される。

「CX-5」は、パワートレイン、ボディ、シャシーにわたって「SKYACTIV技術」を全面的に採用し、新デザインテーマ「魂動(こどう)」を反映させた、マツダの新世代商品第1弾。

「CX-5」から採用した新世代の軽量・高剛性「SKYACTIVボディ」は、ボディ構造の原理原則に立ち返り、構造、工法、材料を一から見直した理想のボディを目指して開発された。

前後のバンパービームに、世界最高の強度をもつ1,800MPa級の自動車用高張力鋼板を採用するなど、ボディの61%に高張力鋼板を使用し、軽量化を追求するとともに高い衝突安全性能を実現している。

米国での販売は2012年2月に開始され、優れた走行性能と燃費性能を両立している点や、SUVの中で際立った存在感を放つデザイン、居住性などが高く評価されている。

さらに、今回の第三者機関による評価によって、「CX-5」の高い衝突安全性能が証明された。マツダ車では、2011年に「Mazda3(日本名:アクセラ)」も「トップセーフティピック」に認定されており、2年連続の獲得となる。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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