新型フィット モデューロXはスポーツも上質も"全部のせ”!? フィットシリーズ随一の欲張り内装だった!

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2021年6月4日(金)、ホンダのコンパクトカー「フィット」シリーズに追加されたカスタムコンプリートカー「フィット e:HEV Modulo X(イーエイチイーブイ モデューロ エックス)」が、今までにないスポーティで力強いスタリングから評判を呼んでいる。そしてモデューロXは、内装デザインも新しい。286万6600円(消費税込)と価格も高価で、単にスポーティなだけではなく、最上級モデルとしての役目も担うフィット モデューロXの内装について、写真を中心にご紹介していこう。

>>スポーティかつ最上級! フィット Modulo Xはフィットシリーズの"全部のせ”版だった! 写真でもっと見る[画像73枚]

目次[開く][閉じる]
  1. ユーザーのライフスタイル別に5つのタイプへ分けられた4代目フィット
  2. 「見て、触れて、乗って実感できる上質」を実感できる新型フィット Modulo Xの内装
  3. 見た目の派手さに惑わされるな! 新型フィット Modulo Xは内装の上質さも大きな魅力だった

ユーザーのライフスタイル別に5つのタイプへ分けられた4代目フィット

新型フィット Modulo Xの解説を始める前に、まず現行型フィット(4代目)の成り立ちを簡単に説明しよう。

2020年2月に登場したフィットの開発テーマは「心地よさ」の追求。グレード構成を見直し、一般的な「上・中・下」「松・竹・梅」といったランク分けの展開ではなく、ユーザーが心地良いと考えるライフスタイル別に5つのタイプを設けた。

その内訳は、基本形の「BASIC(ベーシック)」(199万7600円)、快適性を高めた「HOME(ホーム:これが売れ筋となっている)」(211万7500円)、アクティブなユーザー向けの「NESS(ネス)」(222万7500円)、SUV風の「CROSSTAR(クロスター)」(228万8000円)、専用形状の本革シートなどを備え質感を高めた高級版「LUXE(リュクス)」(242万6600円)である。

※価格は全てe:HEV(ハイブリッド・FF)モデル[消費税込]。他にガソリンモデルや4WDモデルの設定もあり。

新型フィット「Modulo X(モデューロ エックス)」は高級版「LUXE」をベースに誕生したカスタムモデル

そして今回新設定された新型フィット「Modulo X(モデューロ エックス)」は高級版「LUXE」のe:HEV(ハイブリッド)・FFモデルをベースに、専用のカスタマイズパーツを備えるカスタムコンプリートカーだ。価格は286万6600円(消費税込)で、LUXEの44万円高という設定になっている。

「見て、触れて、乗って実感できる上質」を実感できる新型フィット Modulo Xの内装

新型フィット Modulo Xの開発には、レース車両開発にも携わるホンダの純正アクセサリーメーカー「ホンダアクセス」が携わった。ステップワゴンなど、既に複数のModulo Xモデルが存在している。そのいずれのModulo Xモデルに共通する設計思想が「意のままに操れる操縦性」「所有欲を満たし、走行性能にも寄与するデザイン」「見て、触れて、乗って実感できる上質感」だ。

既に外装デザインや「意のままに操れる操縦性」に関しては別項にまとめているので、今回は内装について紹介する。

見た目にはスポーティだが、腰掛けてみると意外と"癒やし系”なゆったりタイプのフロントシート

専用デザインが与えられた新型フィット Modulo Xの内装は、専用のボルドーレッドとブラックのコンビカラーが目をひく。そしてシートに座ってみると、"高級版”LUXE譲りの肉厚なシートが意外と"癒やし系”。ロングドライブでも快適なのだった。アコードなど上級モデルと共通のシート骨格を使用しており、比較的大柄な体格の男性にもしっくりとくるところが、並みのコンパクトカーのレベルではない。

シートが滑りにくくサポートもしっかりしていると、腰痛や疲労も軽減できる

車のシートは、乗員が前後方向に滑りやすい素材だと、車の加減速により腰の位置が定まらなくなりがち。シートの着座位置がしっくりいかず、しょっちゅう座り直した経験をお持ちの方もいるだろう。

さらに腰が動くと、前を向く目線も落ち着かなくなる。これらが互いに作用して、ロングドライブの疲労や腰痛の大きな原因になるのだ。

その点、新型フィット Modulo Xのシートの背や腰、お尻が触れる部分は合皮のバックスキン調(ラックススウェード)で滑りにくいのが良い。サイド部は肉厚な形状。素材は本革で、脇腹に触れる触感も心地良く、カーブなどではしっかり体の横移動をサポートもしてくれる。もちろん椅子だけの効能ではなく、上質な専用サスペンション(ショックアブソーバー)や、操縦安定性に効果の高いエアロパーツとの相乗効果であることは、改めてお伝えしておきたい。

なお新型フィット Modulo Xでは、赤×黒以外にブラック単色の内装カラーも選択できるので、こちらは好みに応じて選びたい。

見た目の派手さに惑わされるな! 新型フィット Modulo Xは内装の上質さも大きな魅力だった

このように 新型フィット Modulo Xは「見て、触れて、乗って実感できる上質感」と「所有欲を満たすデザイン」という難しい条件をしっかり満たしていることがわかる。

おとなしいイメージのノーマルフィットに対し、Modulo Xはだいぶ派手に生まれ変わった外装デザインにばかり目がいってしまうところだが、実は乗り込んでからの上質さ、そこから得られる満足度が非常に高いというのが、もうひとつの見所なのだ。

スポーツも上質も"全部のせ”。新型フィット Modulo Xは、フィットシリーズ随一の欲張りモデルだったのである。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:小林 岳夫・茂呂 幸正・ホンダアクセス・ホンダ]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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