新型カローラクロスの投入で、トヨタは大小SUV市場の全包囲網を構築完了か!?
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:TOYOTA・茂呂 幸正
2021年夏、トヨタからまた新たなSUVモデルが発表される見込みだ。その名は「カローラクロス」。2020年夏に先行発表されたタイ仕様のスペックなどを基に、ただでさえ豊富なトヨタのSUVラインナップに投入される新型カローラクロスの位置付けについて、改めて予想してみよう。
既にSUVフルラインナップ状態のトヨタから、また新たなSUV「カローラクロス」が2021年夏に登場する!
トヨタから、また新たなSUV「カローラクロス」が導入される。2021年夏から初秋にかけて発売を開始する見込みだ。
トヨタのSUVといえば、国内市場だけを見渡してみても「ライズ」「ヤリスクロス」「C-HR」「RAV4」「ハリアー」「ランドクルーザープラド」「ランドクルーザー200」と、実に多彩。しかも、いずれも人気の高いトヨタの主要モデルである。
それにしても、トヨタにはサイズの大小順に幅広くSUVがラインナップされていることが改めて驚かされる。
ここまでトヨタのSUVラインナップが密集している中で、新型カローラクロスが入る余地はあるのだろうか。
わかりやすく言えば「ヤリスクロス」と「RAV4」の間、「C-HR」に近いサイズとなる。
具体的には、全長4460mm×全幅1825mm×全高1620mm、ホイールベース2560mm(タイ仕様の場合)。全長だけで比べると、RAV4は4600mm、ヤリスクロスは4180mmで、その間をとった感じだ。
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C-HRと新型カローラクロスは兄弟関係にある
ちなみにC-HRのボディサイズは、全長4385mm×全幅1795mm×1550mm、ホイールベース2640mmと、新型カローラクロスと比較的近い。
実はC-HRとカローラクロスは、同じプラットフォームを用いた兄弟のような関係にある。TNGAプラットフォームの第一弾となったGA-Cプラットフォームで、他のカローラシリーズやプリウス、そしてC-HRなど既に幅広く活用されている。
ただしC-HRと新型カローラクロスの写真を見比べてみてもわかる通り、フォルム(車体全体のシルエット)が随分と違う。数値上も車高1620mmのカローラクロスに対し、C-HRは1550mmとコンパクトカー並みの低さである。
後席頭上に注目! 前席重視、スタイル重視のC-HRに対し新型カローラクロスは後席広さも確保した
横から見るとC-HRは特に後席頭上辺りのフォルムが傾斜しており、窓の大きさ(天地の幅)も低いと気付くだろう。実際C-HRの後席に座ってみても、狭くはないが決して広くはない、というサイズ。あくまでも前2席の乗員を重視した設計なのである。
そんなことを想いながら新型カローラクロスの写真を見ると、こちらは後席の頭上もたっぷりしていそうだ。こちらはファミリー層など後席を利用するユーザーにも受け入れられるだろう。
それにしても…恐るべきトヨタのSUV戦略!
新型カローラクロスの導入で、すっかりSUV全包囲網が完成しつつある。このきめ細かいラインナップ全てに太刀打ちできる国産メーカーは、もはやないのかもしれない。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA・茂呂 幸正]
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