レクサス CT200h 実燃費レビュー【総評編】(1/2)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:オートックワン編集部
レクサス CT200h 実燃費レビュー【総評編】
レクサス CT200h 走行画像 レクサス CT200hを試乗する金子氏 横浜でのレクサス CT200h 試乗会 レクサス CT200h センターコンソール付近 BMWの「i-Drive」 画像ギャラリーはこちら

ハンドリング、静粛性、インテリアの質感は高く評価できるが・・

横浜でのレクサス CT200h 試乗会

レクサス CT200hで檜原街道を通り、山梨県境を回ってみて得られた収穫は大きかった。横浜のメディア試乗会のみであれば分からなかった、CT200hの一面を知ることができたからだ。

CT200hは、アンバランスなクルマである。

時速60キロまでの静粛性としっかりしたハンドリングは、プリウスやHS250hなどを大いに凌いでおり、レクサス(トヨタ)のハイブリッドカーにおける着実な進化を示していた。

レクサス CT200hを試乗する金子氏

インテリアの質感なども高く、「さすが、レクサス。高いだけのことはある!」と感心していた。

コーナーでのハンドリングも確かなもので、「運転して楽しい、初のトヨタ(レクサス)」とも喝采を送った。各セクションでの燃費値も優れていたから、レクサスのハイブリッドカーの真打ち登場か、と思っていた。

だが、喜びは長くは続かなかった。高速道路で、ロードノイズが一気に増大してきたのには、とても驚かされた。一般道との、あまりの違いの大きさに唖然とさせられた。こんなに違いの大きなクルマを、他にちょっと思い出せない。

試乗車は、バージョンLというグレードにいくつかのオプショナルが装備され、販売価格が470万円を超えていたから、なおさら驚かされた。

CT200hは、とても高級で最先端を行っている部分と、そうではない部分との差が激しく、戸惑ってしまうほどだった。

さらに、最新のレクサスであるCT200hには、ひと言付け加えたいことがある。

僕は、レクサスの日本導入とブランドビジネス化をテーマとした『レクサスのジレンマ』という本を書いて以来、すべてのレクサスに国内外で乗り、開発担当者にインタビューしてきた。

走りっ振りは各車それぞれだったが、レクサス全車に共通している欠点として指摘し続け、開発担当者からも「取り組んでいます」と返答されながらも、一向に改まらず、このCT200hでも何ら改善が見られていない点がある。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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