アクアに迫る人気「シエンタ」受注の半分を占めるハイブリッドモデルの実燃費は果たして!?(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
発売約1か月で約4万9000台の受注で大人気のコンパクトミニバン
シエンタハイブリッドは、7月にフルモデルチェンジされたシエンタが発売から約1ヶ月で約4万9000台の受注を集めたうちのおよそ半分を占めるほどにシエンタの大きな柱となっているモデルである。
シエンタそのものの概要に関しては前回の「シエンタ1.5リッターガソリンの燃費レポート」を参照いただくとして、ここではシエンタハイブリッドのハイブリッドシステムについて紹介する。
シエンタハイブリッドのハイブリッドシステムは、シエンタ自体がトヨタのコンパクトハイブリッドカー「アクア」やアクアのベースとなった「ヴィッツ」と関係を持つだけに、アクアと共通の1.5リッターエンジン(最高出力74馬力、最大トルク11.3kgm)に駆動用(61馬力)と発電用2つのモーターを加えたタイプを使う。
シエンタハイブリッドに限らずトヨタのハイブリッドシステムは、エンジンの出力をトランスミッションを介さずに駆動分、発電分に振り分けるというシステムで、エンジンとモーターがフルパワーを出した際のシステム出力は100馬力となる。またシエンタハイブリッドはスライドドアを持つミニバン化に伴う重量増(車重1080kgのアクアに対し約25%増の1380kg)に対応し、ギア比はアクアより約19%ローギヤードなものに変更されている。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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